夏越の大祓の御案内
当社では、毎年6月(夏越)と12月(師走)のそれぞれの晦日(最終日)の年2回、氏子・崇敬者の皆様方が、日常生活に於いて知らず知らずのうちに起こしたり犯したりしてしまった様々な過ち・罪・穢れ等を人形(ひとがた)という人間の形をした形代(かたしろ)に移して祓い清め、併せて、普段運転したり乗ったりしている車に今後降りかかってしまうかもしれない災難を車の形をした形代に移して交通安全を願う、「大祓」(おおはらい)という神事を斎行しています。
今年の「夏越の大祓」も、例年通り6月30日、午後3時から拝殿前(但し雨天時は拝殿内)で斎行致します。当日御都合の良い方は是非御参列下さい。
以下の写真4枚は、当社拝殿前で6月30日に斎行された、過去の大祓式の様子です。本年の「夏越の大祓」も、例年通りこのような形で執り行います。
昨年6月から今年5月までの一年間に当社で家内安全等の御祈祷を受けられた方には、本日、「夏越の大祓」の御案内・人形(ひとがた)・車の形代等の一式を発送させて頂きますので、それらの一式をお受けになった方のうち、今月30日の大祓式に参列される方は、後述する人形の書き方(この記事内に見本の写真を貼付しております)や使い方(この記事内に見本の動画を貼付しております)に則った上で、大祓当日、それらの形代を当社へ御持参下さい。
都合により当日大祓式に参列出来ない場合や、参列は出来ても大祓式の前までに予め形代を神社に納めておきたいという場合は、やはり後述する人形の書き方や使い方に則った上で、大祓前日(29日)までに届くようにそれらを当社に郵送するか(当社から発送する「夏越の大祓」の御案内一式に、返信用封筒が入っておりますのでそれを御利用下さい)、もしくは、夏越の大祓当日(30日)の午前中までに直接当社へ納めにお越し下さい。
それ以外の方(当社からの案内を受け取っていない方、初めて西野神社の大祓を知った方など)で、人形(ひとがた)や、車の形代を当社に納めて過ち・罪・穢れ等を祓い清めたいという方は、事前に当社までそれらの形代を取りに来られた上で、夏越の大祓当日(今月30日)の午前中までに、その形代を当社へ納めに来て下さいますようお願い致します。
未使用の形代は、拝殿向拝に設置している賽銭箱の右隣に置いてある、平たい木箱の中に入っておりますので、必要数を御自由にお持ち下さい。社務所玄関内の窓口でも頒布しております。
人形(ひとがた)には、人形一体毎にお一人のお名前・性別・年齢を、車の形代には車のナンバーをそれぞれ記入して、当社にお納め下さい。「必ずこのように書かなくてはいけない」という厳密な決まりはありませんが、書き方の一例として、形代の実物(見本)の写真を以下に2枚貼付致します。
年齢は、原則として満年齢ではなく数え年で御記入戴いておりますが、もし御自分の数え年が分からない場合は、年齢ではなく生年月日をお書き戴いても構いません。
なお、当社へ人形(ひとがた)を納められる方は、人形への記入を終えた後、その人形で御自身(人形に名前が記されている方)の身体を上から順(頭・額・胸・腹・両手・両足の順)に撫で清め、更に、御自分の罪穢れが人形に乗り移るように祈念を込めながら、その人形に息を3度吹きかけて下さい。もし体に不調な箇所がある場合は、特にその箇所を重点的に、人形で撫で清めます。以下にその所作を収録した動画を貼付致しますので、宜しければこの動画も参考にして下さい。
但し、人形の具体的な使い方についても、その書き方同様、厳密な決まりがあるわけではないので、地域・神社・人によってその作法・所作には少なからず差異があります。この動画の内容のみが正しくて、これ以外の作法は間違っている、というわけではありませんので、その点、御承知下さい。
繰り返しとなり恐縮ですが、使用した形代(記入し、撫で清め、息を吹きかけたもの)は、必ず、夏越の大祓当日(6月30日)の午前中まで(郵送の場合はその前日まで)に、当社にお納め下さいますようお願い致します。
直接当社へ御持参される場合は、拝殿向拝に設置している賽銭箱のすぐ隣に置いてある専用の木箱(下の写真の、お宮の形を模した木箱です)にお納めになるか、もしくは、社務所・授与所等の窓口に詰めている神職か巫女に直接お渡し下さい。
恐れ入りますがその際、形代の紙袋に、形代と共に初穂料(あくまでも“お気持ち”なので金額は決まっておりません)もお入れ下さいますよう、宜しくお願い致します。
なお、当日「夏越の大祓」に参列された方や、当日参列は出来なかったものの事前に当社に形代を納められた方には、7月1日以降に当社から茅輪(ちのわ)の輪守り等の授与品をお送り致します。御不明な点は当社までお問い合わせ下さい。
(田頭)