今日は、当社拝殿の向拝に舗設する「夏越の大祓」の茅輪(ちのわ)を作るため、松澤権禰宜と二人で近くの山に茅(かや)を取りに行って来ました。茅の大半は勾配のきつい急斜面に生えていましたが、私達は両足でしっかりと踏ん張って滑り落ちそうになるのを堪えながら、特に形の良さそうな立派な茅を選んで鎌で切り取り、それを車に積んで神社に戻ってから、早速松澤権禰宜と共に神楽殿地下の車庫で茅輪を作成しました。
「茅輪」とは、全体を茅で覆った大きな輪(大量の茅を使うため輪の芯棒は見えなくなります)の事で、当社の茅輪は直径が約2.3mあり、茅輪としてはそれなりに大きなものです(写真参照)。この茅輪は、夏越の大祓式(30日の午後3時から斎行)を行う今月末日まで舗設しておりますので、夏越の大祓式に参列できない方は、事前に茅輪をくぐりにお越し下さい。なお、茅輪の由来については、丁度一年前の今日の記事(下記URL)を御参照下さい。
http://d.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/20070627
(田頭)