西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

四神旛を新調しました

当社拝殿内の四隅には「四神旛」(しじんばん)という四つの仗旗(じょうき)がそれぞれ儀矛(ぎほこ)に掛けて飾られていますが、この四神旛が経年によりかなり劣化して傷んでいたため、本日、新しいものに取り替えました。

もともと四神旛は、古代の即位式や元旦朝賀において、大極殿や紫宸殿の庭上に立てられた片刃の儀矛に掛けられた旗で、五行説の四方の霊獣である東の青龍(せいりゅう)、西の白虎(びゃっこ)、南の朱雀(すざく)、北の玄武(げんぶ)の四種の絵があります。現在では主に神社の装飾具として用いられており、社殿の正面に飾る場合は左面正中より朱雀、青龍、右面正中より白虎、玄武の順に飾り、また、当社のように社殿の四隅に飾る場合は、青龍は東北に、朱雀は東南に、白虎は南西に、玄武は北西に、それぞれ飾ります。

青龍 青龍

上の写真はどちらも「青龍」で、左側が今まで飾っていた古い四神旛、右側が新調した四神旛です。青龍は、長い舌を出した竜の形で表されます。なお、今日の記事に貼付の各写真は、いずれもクリックすると拡大表示されます。

朱雀 朱雀

上の写真はどちらも「朱雀」で、左側が今まで飾っていた古い四神旛、右側が新調した四神旛です。朱雀は、鳳凰(ほうおう)などの鳥の形で表されます。

白虎 白虎

上の写真はどちらも「白虎」で、左側が今まで飾っていた古い四神旛、右側が新調した四神旛です。白虎は、その名の通り白い虎の形で表されます。

玄武 玄武

上の写真はどちらも「玄武」で、左側が今まで飾っていた古い四神旛、右側が新調した四神旛です。玄武は、足の長い亀の甲に蛇が巻き付いた形で表されます。


(田頭)

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