西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

小学生達から質問攻めに遭いました(笑)

当社氏子地域内にある某小学校の3年生の子供達8人が、丁度2週間前、課外授業の一環として当社を訪れ、当社を見学していきましたが、今日は、別の小学校の3年生9人が、担任の先生に引率されて当社を見学に来てくれました。

今回は私が応対させて頂き、まずは社務所に上がって貰い、御祈祷の控え室で子供達から質問を受けたのですが、子供達はとても熱心で、最初から用意していた質問(今まで当社を訪れた小学生の場合、大抵1人につき1問でした)の他に、その場で思いついた質問を次々と私に投げ掛けてきて、私としては、今まで子供達の応対をさせて頂いた中では今回受けた質問数が間違いなく最多でした(笑)。ちなみに、以下がその時の質問の一部です。

神社は何でできたのですか(神社創建の理由)、外にあるあの像は何ですか(狛犬について)、なぜ犬の像があるのですか(創祀百二十年記念碑の由緒)、なぜ手を洗うのですか(手水舎手を清める理由)、なぜお金を入れるのですか(お参りに先立って賽銭箱にお金を投げ入れる理由)、お祈りの時なぜ鈴を鳴らすのですか(向拝の鈴緒を振って鳴らす理由)、なぜ鐘を鳴らすのですか(当社には鐘はありません)、仕事をしていて嬉しい事は何ですか、忙しい日はいつですか、神社に住んでいる人はいるのですか、休みの日はあるのですか、神社には何人くらい来るのですか(祭礼日に於ける参拝者数)、神様には何をお供えするのですか(神饌の内訳)、(神饌の中にが含まれるという私の説明に対して)どうして塩なんですか、西野神社として分かって貰いたい事はありますか(この質問の回答だけ、思いつくまで4〜5秒かかりました・笑)、なぜお守りに干支が入っているのですか(干支が入っているお守りは全体の一部であって、大半は入っていません)、その他。

子供達はまだ質問し足りない様子でしたが、引率の先生が「そろそろ時間なので」とまとめて下さったので、その後は、子供達に拝殿に上がって貰い、殿内を案内させて頂きました。下の写真がその時の様子で、子供達は熱心に見学しながらいろいろとメモをとっていました。

小学生訪問

そして、私は拝殿でも、引き続き子供達から質問攻めに遭いました(笑)。今日当社に来た子供達は本当に熱心な子供達で、お蔭で私としては、実に案内や回答のし甲斐がありました(笑)。積極的に質問をしてくれるのは、私としては嬉しい事です。拝殿内では、以下のような質問をされました。

なぜ太鼓があるのですか(御祈祷や祭典の始まる前と終わった後に打ち鳴らす太鼓について)、扉の前にはなぜいろいろな物が置いてあるのですか(本殿の御扉の前やその近くに奉安されている威儀具の意義)、あの動物な何ですか(四神旛について)、これはずっとここに置いてあるものなんですか(拝殿に並べてある奉献酒について)、このテーブルは何ですか(玉串について)、あの赤いのは何ですか(幣殿に奉安している獅子頭について)、お祭りの時どうしてあの赤いのは子供の頭をかじるのですか(渡御の最中に獅子頭が口を開けて沿道の子供達の頭を覆う理由や意義)、神社の人はあそこまで行く事はあるのですか(拝殿よりも更に奥にある幣殿や本殿にも昇殿する事があるのか否か)、神様を守る“守り神”というのはいるのですか、その他。

ここでも、子供達はまだ質問し足りないような感じでしたが、やはり先生が「そろそろ時間なので」とまとめて下さり(笑)、子供達は拝殿から外へと出ました。そして、私は最後に子供達を神輿殿(みこしでん)へと連れて行き、殿内に奉安されている御神輿などを見学して貰いました。子供達は、三基の御神輿太鼓山車を見て「すごーい!」と感嘆の声を上げてくれたので、私としても嬉しかったです。ちなみに、ここでもやはりいろいろな質問を受けました(笑)。

この後、私としては鳥居や手水舎なども見学して貰いたかったのですが、先生の様子を見ているともう本当に時間が押しているようで、子供達は神輿殿を見学した後は「どうもありがとうございました!」と全員声を揃えて私に挨拶をし、先生と共に小学校へと帰っていきました。子供達が当社に滞在していた時間は多分30分程度だったと思いますが、常に質問を受け続けていた私にとっては“怒涛の30分”という感じでした(笑)。

しかし、最後に子供達が「楽しかった」「ちょっと遠かったけど神社に来て良かった」と口々に言ってくれ、中には「神社大好き!」とか「また来ます!」と叫んで帰っていった子供もおり、私としてはとても嬉しかったです。こういった嬉しさは神主冥利に尽きますね(笑)。

(田頭)

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