西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

七夕まつり

七夕の柳

暦の上ではこの日から秋となる「立秋」の今日(実際には、北海道ではこの時期頃から“夏本番”という感じなのですが)、当社では午後3時半から「七夕まつり」が行われました。

七夕は、本来は旧暦7月7日(新暦に換算すると今年の場合は今月の26日に該当)の行事ですが、現在は新暦の7月7日、もしくは8月7日が七夕とされており、一概にはそうとも言い切れないのですがおおよその傾向として、西日本では7月7日、東日本では丸一ヶ月遅れの8月7日が七夕とされる事が多く(例えば三大七夕祭りのうち、「湘南ひらつか七夕まつり」は7月ですが、「仙台七夕まつり」は8月に行われます)、当社の場合は、毎年8月7日に七夕まつりを開催しております。

七夕の由来は、よく知られているように、天帝の機嫌を損ねて天の川を挟んで引き離された彦星と織女が、一年に一度だけ、天の川に架かる橋で会う事を許されるという中国の伝承(以前テレビで見たのですが、街頭でアンケート調査をした所、彦星と織女の関係を「恋人」と誤解している人が9割にも達したそうですが、二人の関係は恋人ではなく「夫婦」です)と、日本に古くから伝わる棚織津女の伝承(村の災厄を除いて貰うため、棚織津女が機屋に籠もって天から降りて来る神の一夜妻になるというお話)が奈良時代に習合して、現在の七夕の習慣が生まれたと考えられています。

今日当社で行われた七夕まつりは、夏休み期間中の子供(主に幼児〜小学校中学年程度)向けのイベントとして毎年開催されているもので、神楽殿の舞台でマジック(下の写真の上段参照)やパネルシアター(下の写真の下段参照)、演劇などが行われ、子供達からは何度も拍手や歓声が起こるなどし、神楽殿での演芸は今年も子供達から大好評を得る事ができました。

七夕まつり

七夕まつり

楽殿での演芸が終わった後は、参道に置かれたテーブルの上で子供達全員に、短冊に願い事を書いて貰い(下の写真参照)、それらの短冊は全て、拝殿の向拝に2本設置した柳の木(一番上の写真参照)に子供達自身の手で吊り下げて貰いました。そしてその後、今日来てくれた子供達全員に、授与所の窓口でおみやげを手渡して、今年の七夕まつりも大好評のうちに無事に閉幕致しました。

七夕まつり

なお、今日の七夕まつりの様子は、「西野神社アルバム」の、平成21年8月「七夕まつり」のページ(下記URL)にも写真を多数アップしておきましたので、こちらのページも是非御覧下さい。

http://f.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/210807%20%E4%B8%83%E5%A4%95%E3%81%BE%E3%81%A4%E3%82%8A/?sort=old

(田頭)

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