今月２７日の午後１時から、江別市篠津の神田に於いて、北海道神社庁札幌支部主催、青年神職文月会主管の事業として、毎年恒例の「御田植祭」と「田植え」の神事が執り行われました。この神事は、９月に穂刈祭と稲刈りを行って札幌支部管内各神社に初穂を奉献するため、毎年５月下旬に支部管内の青年神職達の奉仕により斎行・実施されているもので、今年は、当社からは越川権禰宜が参加させて頂きました。
下の写真２枚は、この時の御田植祭と田植えの様子を写したものです。今年の田植えは、例年よりも参加者が大幅に少なかったためかなり時間がかかったそうで、最後の苗を植え終えた時は、午後６時半になっていたそうです。参加された皆様方、大変お疲れ様でした。
そして、今日は午後２時から、その神田で「植え直し」の作業が行われ、この作業には、当社からは私が参加させて頂きました。田植えが終わって数日経つと、田植えの際にしっかりと植えられていなかった稲の苗が根付かずに水面に浮いてくるため、その苗を取り除いてそこに新しい苗を植え直す、という内容の作業で、この作業も、田植えの数日後に必ず行われる、毎年恒例の行事のひとつです。
下の写真２枚は、今日私が神田で撮影してきた、植え直しの作業の様子です。植え直しの作業は、１時間程度で終了しました。
神話の時代から二千年以上も日本人が連綿と受け継いできた“稲を植える”という作業を追体験する事で、私達青年神職は、稲作等の農業を中心に発展してきた日本の伝統文化や、日本人の根底にある信仰・心性の一端を、改めて感じ取る事ができました。
（田頭）
