下の写真の木は、西野神社境内にある木々の中では最も古いと推定される、常緑針葉樹のオンコです。
この木は、当社氏子区域に現在お住まいの世代の3〜4代程前の御先祖様達が、当時の西野(現在の平和や福井も含みます)に入植した際に植えたと伝わるものですが、創建時からここにあった訳ではなく、元々は別の場所で生育していたものを今から10年程前にここ(当社境内の大灯篭のすぐ横)に移植されました。西野の歴史を静かに見守り続けてきた大切な“生き証人”と云える木です。
ちなみに、オンコは、主に北海道や東北地方の一部で使われている通称で、全国的に通用する名称(正式名)はイチイです。アララギという別名もあるそうです。
(田頭)