師走の大祓の御案内
当社では毎年、6月(夏越)末日と、12月(師走)末日の年2回、「大祓」(おおはらい)という神事を斎行しています。
「大祓」とは、氏子・崇敬者の皆様方が、日常生活に於いて知らず知らずのうちに起こしたり犯したりしてしまった様々な過ち・罪・穢れ等を、人形(ひとがた)という、人間の形をした形代(かたしろ)に移して祓い清め、併せて、普段運転したり乗ったりしている車に今後降りかかってしまうかもしれない災難を車の形をした形代に移して交通安全も願う、祓い清めの神事です。
今年の「師走の大祓」も例年通り、12月31日(大晦日)の午後3時から、社殿内にて斎行致します。当日御都合の良い方は是非御参列下さい。
以下の写真2枚は、一昨年の「師走の大祓」で撮影された当社での大祓式の様子で、本年の「師走の大祓」もこのような形で粛々と執り行われます。
大祓式に参列される方には、その際に形代(かたしろ)をお渡し致しますが、都合により当日参列が出来ない方や、当日参列は出来るものの早めに形代を欲しいという方には、事前にお配りもしております。
未使用の形代は、拝殿向拝に設置している、賽銭箱のすぐ隣に置いてある平たい木箱の中に入っておりますので、必要に応じて御自由にお取り下さい。社務所玄関内の窓口でも頒布しております。
人形(ひとがた)には、人形一体毎にお一人のお名前・年齢を、車の形代には車のナンバーをそれぞれ記入して、当社にお納め下さい。このように書かなくてはいけない、という厳密な決まりはありませんが、書き方の一例として、形代の実物の写真を以下に貼付致します。
ちなみに、年齢は、満年齢ではなく数え年で御記入下さい。もし御自分の数え年が分からない場合は、年齢ではなく生年月日をお書き戴いても構いません。
人形(ひとがた)の記入を終えたら、その人形で御自分(人形に記されている名前の方)の身体を、上から順(頭・額・胸・腹・両手・両足の順)に撫で清め、更に、御自分の罪穢れが人形に乗り移るように祈念を込めながら、その人形に息を3度吹きかけます。もし体に不調な箇所がある場合は、特にその箇所を重点的に、人形で撫で清めます。以下にその所作を収録した動画を貼付致しますので、この動画も参考にして下さい。
但し、人形の具体的な使い方についても、その書き方同様、厳密な決まりがあるわけではないので、地域・神社・人によってその作法・所作には少なからず差異があります。この動画の内容のみが正しくて、これ以外の作法は間違っている、というわけでは決してありませんので、その点、御承知下さい。
使用した形代(記入し、撫で清め、息を吹きかけたもの)は、必ず師走の大祓当日(12月31日)の午前中までに、当社にお納め下さいますようお願い致します。拝殿向拝に設置している賽銭箱のすぐ隣に置いてある専用の木箱(下の写真の木箱です)にお納めになるか、もしくは、社務所・授与所等の窓口で直接当社の神職か巫女にお渡し下さい。
その際、形代の紙袋に、形代と共に初穂料(あくまでも“お気持ち”なので金額は決まっておりません)もお入れ下さいますよう、宜しくお願い致します。
なお、31日の大祓式に参列された方や、当日参列は出来なかったものの事前に当社に形代を納められた方には、来年1日4日以降に当社から、おふだなどの授与品をお送り致します。
(田頭)