西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

西野神社では境内の複数の場所におみくじを設置しています

当社を参拝された方が、よくSNSなどにその写真をアップされているので、御存知の方も多いとは思いますが、当社の授与所窓口の直ぐ隣(窓口に向かって右横)には、「おみくじ自動頒布機」が設置されています。

おみくじの自頒機そのものは、全国各地の神社仏閣に設置されているので、どこの社寺にもあるというわけではないものの特に珍しいというわけではありません。しかし、当社に置かれているおみくじの自頒機は、小型で朱色の木箱タイプが多い同種の自頒機の中では、かなり大型で外見的にもインパクトがあるため、初めて見た方は、「ここの神社のおみくじって自販機なんだ!」「画期的だな!」などと驚かれる方が少なくありません。実際、今まで何度もそういった声をお聞きしました(笑)。
また、ツイッターなどでも、「西野神社のおみくじは自販機だった」「驚いた!」などとツイートされている方を、たまにお見かけします。

西野神社のおみくじ自動頒布機

しかし、なかには少なからず誤解をされているらしい方もおられるようなので、改めて説明させて頂きますが、当社には、参拝者御自身が直接箱の中に手を入れて引く、所謂“普通のおみくじ”もあります(以下の2枚の写真の1枚目に写っている木箱です)。
その箱は、拝殿向拝の、賽銭箱の直ぐ隣(賽銭箱に向かって左横)に設置しており、あまり適切な言い方ではないかもしれませんが、どちらのおみくじが「メイン」か「サブ」かでいえば、神社のおみくじとしては自頒機よりもむしろこちらのほうが「メイン」といえます。

また、その箱とは別に、授与所の窓口にも、“招き猫の置物”型のおみくじが並べてある折敷を置いています(以下の2枚の写真の2枚目に写っているおみくじです)。
つまり、自頒機も含めると、当社のおみくじは、平時(正月期間や秋まつり期間などを除く期間)は原則として、境内の3か所に分散して設置しているのです。

平時の西野神社おみくじ(賽銭箱横)
招き猫のおみくじ

但し、賽銭箱の直ぐ横におみくじの箱が置かれているのは、原則として毎日午前8時半頃から午後5時頃までの間、授与所の窓口に“招き猫の置物”型のおみくじが置かれているのは、原則として毎日午前10時頃から午後5時頃までの間で、それ以外の時間帯は、これらのおみくじ(上の2枚の写真のおみくじ全て)は社殿内に仕舞われるため、引いて戴く事は出来ません。

そのため、おみくじの自動頒布機を設置していなかった頃は、設置時間外に来られた方はおみくじを引く事が出来ず、御不便をおかけしており(夜の遅い時間などに、社務所玄関のインターホンを押して「おみくじ引きたいんですけど」と仰る方もおられました)、そういった御不便を解消し早朝でも深夜でもいつでもおみくじを引いて戴けるよう、24時間対応のおみくじとして、おみくじ自動頒布機を設置しました。

ですから、日中に当社へ来られた方は(最初から自頒機を利用する事が目的で来られた方へ別ですが)、是非、直接御自身が選んで引く事の出来るおみくじのほうを御利用下さい。自頒機は日中でも、年末を除いて、わざわざ電源コードを抜いたり電源スイッチを切ったりはしていないので、いつでも利用して戴く事は出来ますが、午前8時半から午後5時にかけての時間帯は、木箱に入っている“普通のおみくじ”もしくは“招き猫の置物”型のおみくじを御利用される事をお勧め致します。
“普通のおみくじ”があるにも関わらず、その存在に気付かずに、たまたま目についた自頒機のおみくじのほうを利用され、それで「西野神社のおみくじは自販機だったので、あまり有難みが無かった」「ガチャガチャみたいで、ちょっと味気なかったです」等とネットで呟いておられる方が散見されますので、恐れ入りますが誤解の無きよう宜しくお願い致します。

ちなみに、最後に一言補足させて頂きますが、当社のおみくじの自頒機に対しては、前述のような御感想だけではなく、「面白かったです!」「オススメです!」などの肯定的な御意見・御感想も、多数頂戴しております。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭