強風に煽られました!
沖縄から北上し続けた桜前線が根室に到達し、やっと日本列島を縦断し終えたと思ったら、今度は別の前線、梅雨前線が沖縄から北上を始めたそうで、日本列島の入梅が始まりました。梅雨のない北海道でも、梅雨前線北上のニュースを聞くと、何となく初夏の訪れを実感します。実際、最近の札幌は暖かく、今月に入ってからは日中の気温が20℃程まで上がる日も何日かありました。
しかし、今日の札幌の気温は10℃程度までしか上がらず、久々に肌寒かったです。しかもかなり風が強く、今日は2件の地鎮祭で奉仕させて頂いたのですが、風で祭器具や神饌などが飛ばされないよう、大麻や三方を半透明のビニールテープで祭壇に固定して祭典を執り行いました。祝詞も激しく風に煽られ、手で保持するのがやっと、という状態でしたから、もし初めて奏上する祝詞だったとしたら、あの状態ではまず間違いなく読めなかったでしょう。
ちなみに、私が奉仕した中で今まで一番風が強かった地鎮祭は、一昨年、北区のあいの里で斎行した地鎮祭で、あの時は地鎮祭の最中、施工業者の方2人が祭壇を左右両側からずっと押さえていてくれたのですが、それでも祭壇が風に煽られて左右にグラグラ揺れ、「この祭壇、まさか倒れたりしないよね!?」と内心ヒヤヒヤしながらの地鎮祭でした。雨が降っている時の地鎮祭も大変ですが、風が強い時の地鎮祭も結構大変です。
ところで、今日はオホーツク沿岸ではもっと寒かったようで、何と遠軽では、5月下旬としては19年ぶりに雪が降り、積雪1cmを観測しました。この時期に雪が降るというのはさすがに凄いですね。滝上町や大空町で見頃を迎えた公園のシバザクラは、一面シャーベット上の雪に覆われ、本州からの観光客は季節外れの雪に大喜びだったそうです。
(田頭)