札幌管区気象台は今日、札幌で初雪を観測したと発表しました。山間部や峠などでは札幌市内でも既に雪が降ったり積もっていたりしているのですが、今日は真冬並みの寒気が上空に入り込んだ影響により、市街地や、当社の境内などでも今シーズン初の雪が降りました。
そのため、札幌での観測上の初雪は一応今日ということになるのですが、この日（１１月１２日）にまで初雪がずれこんだのは昭和３７年以来４４年ぶりのことで、偶然にも、北海道日本ハムファイターズ（当時は東映フライヤーズ）が今年４４年ぶりに優勝したのと同じになりました。ここ最近の札幌は暖かい日が続いていたため、昨年よりは３日、平年よりは１６日も遅い初雪となりました。
もっとも、初雪が降ったとはいってもこの時期の雪ですから、当然積もる程の雪ではなく、屋根の一部がうっすらと白くなる程度ですので、多分明日までには今日降った雪は全部融けてしまうと思います。貼付の写真は、今日の午後４時半頃に撮影した当社の手水舎で、屋根の一部が雪で白くなっています。
私は今日、２件の地鎮祭で奉仕させていただく予定だったのですが、この雪のため、地面のぬかるみが酷過ぎるということで、１件目の地鎮祭は中止になりました。２件目の地鎮祭は何とか無事に斎行することができましたが、寒さのため祝詞を持つ指先の感覚が段々となくなり、草履・足袋・袴などは泥で汚れるなど、それなりに大変な地鎮祭ではありました。
また、この悪天候の中、今日はボーイスカウト札幌第１団ベンチャー隊、同ローバー隊、札幌第２２団ベンチャー隊に所属する６人の少年隊員たちが、当社に清掃奉仕に来て下さいました。日本ボーイスカウト連盟では、明確なる信仰心を持つことを奨励するための「道しるべ」として宗教章を制定しており、神社界においては神社章が定められているのですが、神社での清掃奉仕活動の実践は、神道章講習会の受講とともにその神社章が授与されるための要件の一つとなっているそうです。
（田頭）
