西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

牡丹と獅子の木彫、幣殿に取り付け完了!

当社の幣殿正面上部に取り付けるため3ヶ月程前から宗舟さんの工房(東京)で制作して貰っていた「牡丹と獅子の木彫」が、ほぼ完成に近い状態である事を今月4日付の記事で報告させて頂きましたが、先日、その木彫が遂に完成し、昨日と一昨日の2日間、宗舟さんの木彫師の方々により、当社の社殿内にてその木彫を取り付ける作業が行われました。下の写真が、木彫を取り付ける前の幣殿及び本殿の正面です。

西野神社 幣殿・本殿

そして、下の写真が「牡丹と獅子の木彫」の取り付け作業を終えた後の様子です。上の写真と見比べてみると、木彫の取り付け前と取り付け後の違いはこのように一目瞭然で、かなり絢爛な雰囲気になりました。

幣殿・本殿正面

以下に、その「牡丹と獅子の木彫」の一部を拡大した写真を3枚貼付させて頂きます。なお、木彫の構図が「牡丹と獅子」である事の意味については、4月30日付の記事の中で解説させて頂きましたので、そちらを御参照下さい。

幣殿木彫

幣殿木彫

幣殿木彫

また今日は、社殿内の木彫取り付け作業と同時に、社務所玄関の正面上部に蛙股(かえるまた)の木彫を取り付ける作業も併せて行われました。蛙股というのは、社寺建築などで梁(はり)や桁(けた)の上に置かれる、輪郭が山形をした部材の事で、蛙が股を広げたような形に見える事からこのように称されており、元々は構造上必要な支柱だったのですが現在は装飾化しています。下の写真が、蛙股を取り付ける直前の様子です。

社務所玄関

そして下の写真が、蛙股の取り付けを終えた後の状態です。上の写真で人の頭部があった辺りに付いている装飾が蛙股で、この蛙股には、当社の主祭神 豊玉姫命トヨタマヒメノミコト)の代表的な御利益である「安産」を象徴する犬が彫られています。

社務所玄関

下の写真は、その蛙股の拡大写真です。向って右側に仔犬、左側に竹が彫られているのが確認できます。

社務所玄関 蛙股

ちなみに、今回の木彫取り付け作業の様子と、様々な角度から木彫を写した写真は、「西野神社アルバム」の、平成21年7月「幣殿正面・社務所玄関 木彫取り付け工事」のページ(下記URL)に多数掲載させて頂きましたので、そちらも是非併せて御覧下さい。

http://f.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/210713%20%E5%B9%A3%E6%AE%BF%E6%9C%A8%E5%BD%AB%E5%8F%96/?sort=old"

昨日・今日の2日間は、社殿内の木彫取り付け作業のため、終日、社殿内での御祈祷を中止させて頂き(但し参集殿での人形供養の御祈祷は行いました)、また、参拝者の方々には向拝での参拝にも一部御不便をかけてしまいました。参拝者の皆様、大変失礼致しました。そして、御理解・御協力、どうもありがとうございました。

(田頭)

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