今年の三が日の様子 - 西野神社社務日誌

今年も、神様の御加護の下、大きなアクシデントやトラブル等に見舞われる事無く、無事に三が日を乗り切る事ができました。どんど焼きが行われる今月１５日まで、神社としてはまだお正月の特別態勢が続きますが、お正月最大の繁忙期である三が日を終えた事で、自分の中での気持ちの持ち様としては、まずは一段落した感じです。

私は、自分から「忙しい」などと言うのは昔から大嫌いなので、極力そういう言い方は避けるようにしていますが（よく「忙しくて忙しくて」「今日もまた残業だよ」「昨日なんか〜時間しか寝ていない」なんて事を言って、自分がいかに忙しいかをアピールする人がいますが、私からすると、ニートとかヒッキーとかでなければ、少なくとも真っ当な社会人なら、程度の差こそあれ忙しいのは当たり前だと思っています。…なんて事をつい最近別のブログに書いたら、「（自分のブログに）忙しいと書いてしまってすみません」というコメントがその記事に付けられましたが、勿論、これは特定の誰かを批判する趣旨で言っている訳ではありません、念のため）、しかし三が日、特に元日は、私達神職は本当に多忙を極めます（笑）。まぁ、もし三が日が暇だったとしたら、神社としてはそれはそれで確実に危機な訳ですが（笑）。

私も、さすがにこの三が日は「ちょっと疲れたなぁ…」と思いました。忙しい時は時間の流れが速く感じられるものですが、毎年元日だけは、なぜか、忙しいのに時間の流れがゆっくりと感じられ、大晦日の晩は寝る時間がほとんどない事から、元日の夕方以降は睡魔に襲われる事もしばしばです。参拝者の目があるので、実際には眠くなっても我慢してカッを目を見開いていますが（笑）。とりあえず、以下に、当社の今年の三が日の様子を、ダイジェストで紹介させて頂きます。

▲ 元日午前０時半頃、弊殿で新年の御祈祷をしている宮司。当社の場合、毎年元日は、０時〜１時半までと、１０時〜１６時半までの間、各種御祈祷を行っております。三が日の御祈祷は厄祓いと家内安全が大半を占めますが、商売繁盛、合格祈願、星厄消除、八方除、開運招福などの御祈祷も少なくはなく、また、願意に応じてお正月とは特に関係のない御祈祷（初宮参り、十三詣、良縁祈願、交通安全など）も行っております。

▲ 元日午前１時頃の鳥居前の様子。この時、拝殿へと続く初詣参拝者の列の最後尾は、鳥居の外にある第三駐車場出入口の辺りまで続いていました。今年のお正月は、幸いにも、荒れ模様になるという天気予報が外れ、全く雪が降らない穏やかな天候が続いた事もあり、参拝者の数は多かったです。

▲ 元日早朝の、授与所（窓口がある右側の建物）とみくじ所（内部に紅白幕が張ってある左側の建物）の様子。元日の午前０時から、歳旦祭の始まる直前（午前８時半頃）までは、授与所内に御神酒所（おみきしょ）が開設され、御神酒所に詰めた総代さん達から参拝者の皆さん方に、日本酒や、敬神婦人会の方々が作って下さった甘酒が振る舞われました。みくじ所は、平時は車庫として使われている建物で、お正月に正式なみくじ所として使用できるよう、先月、扉がシャッターへと換装されました。

▲ みくじ所の内部。このように、１２種類ものおみくじの箱が横一列にズラっと並べられました。扱っているおみくじの種類がここまで多い神社は、ちょっとないのではないかと思います（笑）。みくじ所では、おみくじの他、絵馬・破魔矢の頒布なども行い、ここには主に男性助勤者に詰めて貰いました（私も時々入りました）。