今月13日付の記事では、お正月に行う御祈祷の授与品セットの奉製作業の様子を紹介させて頂きましたが、今回は、主要な授与品の見本を木製のパネルに貼り付ける作業を紹介致します。
この見本一覧は、授与所を利用する参拝者が特に目に付きやすい、授与所窓口外側の上に掲げるためのもので、毎年、初詣の時期を直前に控えた年末のこの時期に作り直しているのです。下の写真は、去年の年末に作成した見本一覧(右側のパネル)と、今回作成する見本一覧(左側のパネル)を並べて見比べながら作業を行っている様子です。
この見本一覧の更新作業では、今年新たに増えた授与品を追加したり、逆に、今年から取り扱わなくなった授与品を外したり、また、色褪せたり汚れた授与品を新しいものに取り替えたり、今年の干支が描かれている授与品を来年の干支が描かれているものに取り替えたりします。各授与品を全体的なバランスを考えてパネル上に仮置きしてから、それらを一体ずつ糊付けしたり両面テープで貼り付けていくため、意外と手間・時間のかかる作業です。
下の写真2枚は、一昨日完成したばかりの、最新の授与品見本一覧のパネルです。この写真では、上段の写真がお守り一覧で、下段の写真がおふだ一覧です。
そして、この見本一覧のパネルを実際に授与所窓口の上に掲げたのが、下の写真です。この他にも、破魔矢等の見本が貼ってあるパネルも掲げられています。
なお、毎年この時期は、幣殿の祓戸(はらえど)の御幣(ごへい)と、大麻(おおぬさ)の紙垂(しで)も新しいものに取り替えています。下の写真は、これらを取り替える作業をするため、祓戸から参集殿に持ってきた御幣と大麻です。
下の写真は、紙垂を取り替えている最中の作業風景です。この後、紙垂は新しいものに取り替えられました。
(田頭)