西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

第3回 良縁祈願祭

今日は午後3時から、5月18日以来となる、第3回の「良縁祈願祭」を斎行致しました。良縁を御祈念される皆様方の深い思いを神様に取り次ぐべく、私達神職(斎主:田頭、 祭員:越川)も真心を込めて御奉仕させて頂きました。
下の写真2枚は、今日の良縁祈願祭での献幣(御参列戴いた方々が納められた初穂料を大前にお供えする)の様子です。

平成26年7月 良縁祈願祭

平成26年7月 良縁祈願祭

本日の良縁祈願祭に御参列戴いた皆様方に於かれましては、神様に真心を込めて玉串を捧げ、真剣にお祈りをした事によりまして、きっと、西野神社の神様のお導きと御利益(ごりやく)を戴きまして、当社主祭神豊玉姫命様のような運命的な出会いを果たされるか(本来は出会うはずのなかった、別の世界で暮らしておられた山幸彦様と劇的な出会いを経て御夫婦となられました)、もしくは、既に運命の方と出会われている場合はその方と更に親しい関係になる事が出来るのではないかなと思います。

しかし、あえてやや厳しい言い方をさせて頂くと、お願いを叶えるためには、ただ神様にお祈りをするだけではなく、自分自身もそのお願いの実現に向かって具体的な“行動”をしなければなりません。全てを神様に丸投げするのではなく、自らも積極的に行動する事によって、自ずと運も開け、神様も、より大きな力を分け与えて下さるのです。神様にお願いをするという事は、神様におすがりする事であると同時に、その実現に向かって私も努力しますという宣誓、決意表明でもあるのです。
今日御参列の皆様方には、そういった事も踏まえまして、日々前向きに行動して戴く事を、切に願って止みません。

ところで、今日の良縁祈願祭を終えた後、参列者の一人が社務所の玄関で、祭典中に感極まってポロっと涙が出ました、という事を私に話して下さいました。
いろいろと思うところがあったようだったので、具体的にどのような心情から落涙したのかまではあえてお訊きしませんでしたが、もしそれが、神様の御神威を感じての涙であったり、祭典に感動しての涙であるならば、私としては“なかとりもち”として大変有難い事であり、そのように言って戴ける事は神職冥利に尽きますし、もし、その方が御自分の過去・現状・未来等に想いを馳せて流した涙であるならば、大前での赤心のその思いはきっと神様に真っ直ぐ伝わった事であろうと思いました。


(田頭)

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