昨日の記事でも報告したように、昨日は朝から夕方近くまで当社境内ではテレビドラマのロケが行われていたのですが、そのロケもそろそろ終わりに近づきあった昨日の午後３時から、昨年４月に斎行の第１回から数えると通算８回目、本年度としては第３回となる「良縁祈願祭」の神事が社殿にて執り行われました。
福山雅治さんの結婚報道に関連して当社が２週続けてテレビ番組で紹介された影響と思われますが、昨日の良縁祈願祭の参列者数は、今までの良縁祈願祭の中では最多で、良縁祈願祭としては初めて胡床（参列者に座って戴くため拝殿内に並べている座具）の数が足りなくなり、参集殿からも胡床を持ってきて並べるなどしました。
前回の良縁祈願祭同様、今回も私と越川権禰宜の二人が斎主・祭員を務めさせて頂き、良縁を御祈念される参列者全員の深い思いを神様に取り次ぐべく、私達神職も真心を籠めて厳粛に御奉仕致しました。
御参列戴いた方々に於かれましては、神様に真心を籠めて玉串を捧げ真剣にお祈りをした事によって、きっと、西野神社の神様のお導きと御利益（ごりやく）を戴きまして、当社主祭神の豊玉姫命様のような運命的な出会いを果たされるか（豊玉姫命様は、本来は出会うはずのなかった、全く別の世界で暮らしておられた山幸彦様と劇的な出会いを経て御夫婦となられました）、もしくは、既に運命の方と出会われている場合はその方と更に親しい関係になる事が出来るのではないかなと思います。
しかし、願い事を叶えるためには、ただ神様にお祈りをするだけではなく、自分自身も、そのお願いの実現に向かって具体的な“行動”をしなければなりません。全てを神様に丸投げするのではなく、自らも積極的に行動する事によって、自ずと運も開け、神様もより大きな力を分け与えて下さるのです。神様にお願いをするという事は、赤心から神様におすがりする事であると同時に、その実現に向かって私も努力しますという宣誓、強い決意表明でもあるのです。
この度の良縁祈願祭に御参列戴いた皆様方には、そういった事も踏まえまして、良縁成就という目標に向かって今後も引き続き積極的に行動をして戴ければなと思います。
（田頭）
