西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

本年は秋まつりの規模が大幅に縮小される事になりました

今日は午前10時から当社の参集殿で、西野神社総代会の会議が開かれ、本年の9月19・20両日に執り行われる「西野神社秋まつり例大祭)」について話し合われました。
今年度は、毎年4月に開催している西野神社定期総会も中止となったため、これだけ多くの総代さん達が一同に会したのは、コロナ禍以降では今日が初めてとなりました(総代以外に、当社崇敬会4団体の代表者も1名ずつ出席されました)。

令和2年7月 西野神社総代会

 

新型コロナウイルス感染症の拡大というこの国難は、当然の事ながら全国各地の神社にも大きな影響を与えており、当社に於いても、3月の人形供養祭神職のみで斎行(例年は人形を納められた方々にも御参列戴いております)、4月の春季例祭は当社関係者11名のみの参列で斎行(例年は40名程が参列)、6月の夏越大祓式神職のみで斎行(例年は数十人から百人程御参列戴いております)になるなど、ソーシャルディスタンスを考慮して恒例行事の規模を縮小せざるを得ない状況が続いており、今後の行事についても、例年8月7日に開催している七夕まつりは既に開催の中止が決定しております。

こういった状況下で、当社にとって年間で最大の行事である「秋まつり」を、本年はどのように開催するか、そもそも開催出来るのか、慎重に検討を続けてまいりましたが、本日の会議で、今年の秋まつりをどのようにするか、当社の方針が正式に決定致しました。

秋まつりが開催される本年の9月下旬、国内・道内・市内がどのような状況になっているのかまだ見通せない事等も考慮して、本年の秋まつりでの神輿渡御(みこしとぎょ)、奉納行事、催し物、奉納提灯(ほうのうちょうちん)の献灯露店の出店などは、いずれも中止させて戴く事と致しました。
秋まつりを楽しみにされていた方々には大変心苦しい限りですが、氏子・崇敬者・関係各位皆様方の健康と安全を第一に考慮した結果の決定ですので、諸事情お酌み取り戴き御賢察下さいますようお願い申し上げます。

なお、秋まつり1日目夕刻の宵宮祭と、2日目朝の例祭につきましては、責任役員・総代・各崇敬会々長のみの参列にて斎行させて頂きます。本年の秋まつりに於ける行事は大半が中止となりますが、お祭りで一番大切な神事だけは、参列者数こそ減るものの例年通り大前にて粛々と執り行い、秋まつりそのものが完全に中止となるわけではない事も御理解・御承知戴ければ幸いです(以下の写真2枚は、昨年の秋まつりでの宵宮祭と例祭の様子です)。

西野神社 宵宮祭
西野神社 例祭

当社としてこの度の総代会で正式に決定した事項及び、今日までに決まった各種事柄は、具体的には以下の通りです。

 

① 中止となる行事

西野神社秋まつりは、敬老の日の前の土曜・日曜に開催する」という慣例に則って、本年の秋まつりは9月19・20両日に開催されますが、例年秋まつりで行われている各種の神事・行事・催し物等のうち、以下については、本年は中止とさせて頂きます。

【1日目】 福井ばやし奉納中学生新人相撲選手権大会ジャズフェスティバル遷霊祭(本殿から御神輿への御霊遷し)
【2日目】 神輿渡御(本神輿担ぎ神輿子供神輿)とその供奉行列、神輿渡御に合せて各町内で斎行する駐御祭野点野菜・果物販売泣き相撲子供相撲大会古武術演武奉納、還御(御神輿から本殿への御霊遷し)、還御祭、餅まき
【両日】 演芸(歌謡ショー)、露店の出店、奉納提灯の献灯

 

② 募集を中止する事項

前項①で述べた各行事の中止と連動して、例年秋まつり前に御案内している秋まつり関係の各種募集も、本年は全て中止致します。具体的には、以下の募集を中止させて頂きます。
泣き相撲参加者募集、子供相撲大会参加者募集、子供宮神輿渡御参加者募集、お稚児さん参加者募集

 

③ 宵宮祭と例祭について

宵宮祭は9月19日の午後5時から、例祭は翌20日の午前10時から、それぞれ執り行います。例年、例祭は、午前9時に行われる御神輿の発輿(宮出し)に間に合わせるため午前7時50分から斎行しておりますが、本年は神輿渡御が行われないため、斎行時間が変更となります。
なお、宵宮祭・例祭共に本年は、来賓の方々への招待状発送は控えさせて頂きます。

 

④ 秋まつり当日の社務について

9月19・20両日共、御祈祷の受付・執行や、御朱印の頒布は、平常通り午前9時から午後4時半までとします。
但し、20日の午前9時半から午前10時45分頃までの間は、例祭の準備・斎行のため、御祈祷は行ないません。

秋まつり当日は例年、授与所の窓口は午後8時まで開けておりますが、本年については授与所窓口を開ける時間についても平常通りとし、両日共、午前9時から午後5時までの間、お札・お守り・縁起物等の授与を行ないます。

 

⑤ 御寄付について

毎年8月中旬から9月上旬にかけて、当社の総代や、総代から委託を受けた協力員の方々が、当社氏子区域内の各所をお伺いして秋まつりの御寄付を募っておりますが、本年は、秋まつりの大半の行事が中止となる事から、秋まつりへの御奉賛のお願いは控えさせて頂きます。
それに伴い、例年秋まつりに御奉賛して頂いた方々にお頒ちしている神札「西野神社神幸神憑之符」も、今年は頒布致しません。

 

⑥ 奉納提灯の維持費について

奉納提灯は例年、秋まつりと年末年始の、年に2回、当社境内に掲げておりますが、今年度については秋まつりでの献灯は中止させて頂きます(次の年末年始については例年通り献灯致します)。
それに伴い、提灯を奉納されている方に御負担戴いているの本年に於ける年間維持費は、例年の金額(3,000円)の半額(1,500円)とさせて頂きます。

 

⑦ 秋まつりの関連行事、秋まつり以外の行事等について

秋まつり前に行なわれる、秋まつりに向けての諸会議、諸作業、各種練習(萬燈保存会によるお囃子の練習、子供宮神輿参加者達による御神輿の担ぎ方の練習など)も当然中止となります。

例年、秋まつり1週間前の日曜日に、西野神社神力會会員さん達や有志の方々を対象に行なっている「禊祓行事」も、本年は開催を中止致します。

毎年3月に執り行っている合同の「人形供養祭」以外の、個別の「人形供養」については、例年5~7月の3ヶ月間行い、その後、8~9月の2ヶ月間の休止期間を経て、10~11月にかけての2ヶ月間また行う、というのを慣例としており、本年についても既にそのように御案内しておりました。8~9月の2ヶ月間人形供養を休止するのは、その時期は秋まつりに向けての諸会議・諸作業・各種練習等の多くを、人形供養を執り行う参集殿で行うためという事情からです。
しかし本年については、それらの諸会議・諸作業・各種練習等が全て無くなるため、人形供養は5~12月までの7ヶ月間、継続して行う事とします。

毎年、8月1日頃に発行している全8ページの社報「かんながら」は、その内容の大半が秋まつりに関するお知らせを占めるため、本年は発行を中止致します。そのため、例年「かんながら」に掲載をお願いしている広告の掲載(御協賛)も、中止となります。

 

皆様方にはいろいろと御不便をおかけする事となってしまい、また、中止する行事が多くてがっかりさせる事にもなってしまい大変恐縮ですが、御理解の程、どうか宜しくお願い申し上げます。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭