令和2年 師走の大祓の御案内
当社では毎年、6月(夏越)末日と、12月(師走)末日の年2回、「大祓」(おおはらい)という神事を斎行しています。
「大祓」とは、氏子・崇敬者の皆様方が、日々の生活に於いて知らず知らずのうちに起こしたり犯したりしてしまった様々な過ち・罪・穢れを、人間の形を模った「人形(ひとがた)」という紙製の形代(かたしろ)に移して祓い清め、併せて、普段運転したり乗ったりしている車に今後降りかかってしまうかもしれない災難を車の形をした形代に移して交通安全も願う祓い清めの神事で、今年の師走の大祓も例年通り、12月31日(大晦日)の午後3時から斎行致します。
但し本年の「師走大祓式」は、半年前の本年6月に行なった「夏越大祓式」同様、疫病対策の観点から所謂「密」となる状態を避けるため、神職のみにて執り行います。恐れ入りますが皆様方の御参列は御遠慮下さますよう、御協力お願い致します。
以下の写真3枚は、本年の夏越大祓式で撮影された大祓式の様子です。今回の大祓式もこのような形で、神職のみで粛々と執り行う事になります。
以下の写真3枚は、大勢の方々が参列された、昨年大晦日の師走大祓式の様子です。コロナ禍でなければ本年もこのような形で儀式殿にて執り行われるはずでした。来年の師走大祓式は、このように皆様方と共に斎行出来ます事を願って已みません。
前述の形代(人の形をしたお札と、車の形をしたお札)は、拝殿向拝に設置している、賽銭箱のすぐ隣に置いてある平たい木箱の中に入っておりますので、必要に応じて御自由にお取り下さい。社務所玄関内の窓口でも頒布しております。
人形(ひとがた)には、人形一体毎にお一人のお名前と年齢(もしくは生年月日)を、車の形代には車のナンバーをそれぞれ記入して、当社にお納め下さい。書き方の一例として、形代の実物の写真を以下に貼付します。
人形(ひとがた)の記入を終えたら、その人形で御自分(人形に記されている名前の方)の身体を、上から順(頭・額・胸・腹・両手・両足の順)に撫で清め、更に、御自分の罪穢れが人形に乗り移るように祈念を込めながら、その人形に息を3度吹きかけます。もし体に不調な箇所がある場合は、特にその箇所を重点的に、人形で撫で清めます。
以下にその所作(これはあくまでも一例であり、必ずこの通りにしなければならない、というわけではありません)を収録した動画を貼付致しますので、この動画も参考にして下さい。
使用した形代(記入し、撫で清め、息を吹きかけたもの)は、必ず師走の大祓当日(12月31日)の午前中までに、当社にお納め下さいますようお願い致します。拝殿向拝に設置している賽銭箱のすぐ隣に置いてある専用の木箱(下の写真の木箱です)にお納めになるか、もしくは、社務所・授与所等の窓口で直接当社の神職か巫女にお渡し下さい。
その際、形代の紙袋に、形代と共に初穂料(あくまでも “お気持ち” なので金額は決まっておりません)もお入れ下さいますよう、お願い致します。
当社に形代を納められた方には、来年1日4日以降に当社から、授与品を発送させて頂きます。
但し、形代を入れる封筒の裏の住所欄が空欄(住所が書かれていない)だったり、記入されていても住所の枝番が省略されていたり、文字が達筆過ぎで住所の判読が困難な場合などは、授与品を発送出来なかったり、発送したとしても宛名不明で神社に返送されてしまいますので、もし形代を神社に納めたのに1月の2週目後半以降になっても授与品がお手元に届かないという場合は、お手数ですが当社までお問合せ下さい。