西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

冬の足音

北海道では、既に冬の足音が聞こえつつあります。道内最高峰の大雪山系旭岳(2,290m)では昨日、初冠雪が観測されました。平年よりは1日早く、昨年よりは2日遅い初冠雪だそうです。

旭川地方気象台によりますと、一昨日の午後8時頃から旭岳頂上付近で雪が降り始めたとみられており、5合目の旭岳ロープウェイ姿見駅(1,600m)では、昨日午前5時頃には気温が氷点下1℃まで下がり、現在の旭岳は、山頂の冠雪と山腹の紅葉が色鮮やかなコントラストを織り成しているそうです。同じく大雪山系の黒岳(1,984m)や北海岳(2,149m)でも一昨日に初雪が確認されており、大雪山では、北海道の他地域よりも一足早く、既に“冬”に突入したようです。

札幌市内の山の木々は、その大半がまだ紅葉にもなっていないので、札幌ではこれからが“秋本番”といった感じですが、札幌の今日の最高気温は23℃、最低気温は10℃で、朝晩はかなり涼しくなってきています。今朝は北海道神宮でのさざれ石会の例会に出席し、午前7時から境内で(ミソギ)を行ってきましたが、朝の気温が11℃程度だったので、久々に少し寒く感じました。水はそれ程冷たくはなかったのですが、禊場に敷き詰めてある御影石がかなり冷えており、鳥船の間は足の裏がずっと冷たかったです。

さざれ石会例会での今年の禊は来月末で終了し、冬季(11月〜来年4月までの6ヶ月間)は、禊の代わりに、屋内(直心亭)にて鎮魂が行われます。しかし、さざれ石会事務局長の北海道神宮のK権禰宜は、11月中に石狩浜で海に入って禊を行う例会を計画中らしいので、もしかすると11月中にも海に入れるかもしれませんが。しかも、当社の神力会が今月当社境内にて禊を実施していることや、来年の当社の例祭(渡御)にさざれ石会が御神輿の担ぎ手として奉仕することも検討されていることなどから、実現するかどうかはわかりませんが、K権禰宜は、さざれ石会と神力会との交流を兼ねて石狩浜での禊を考えておられるようです(禊の後はすぐ近くの温泉で両会の交流会も実施)。

私としては、個人的には実現すれば面白いとは思いますが、神力会の会員は高齢者が多いので、11月に海で禊が実現できるかどうかは、ちょっと微妙かもしれません…。

(田頭)