西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

新川で御神輿を担いできました

イトーヨーカドー

今日は「秋分の日」です。秋分の日とは、太陽が秋分点に達し昼夜の長さが等しくなる日で、この日を過ぎると漸次昼間が短くなり、夜間が長くなっていきます。何日が秋分の日となるかは、国立天文台が作成する暦象年表に基づいて閣議により決まるため、年によっては日にちが変更されることもあるのですが、平年は9月23日が秋分の日となります(昨年も今年も来年もそうです)。

また、秋分の日は「彼岸の中日」でもあり、祖先を敬い、亡くなった人の霊を慰めるお祭りが執り行われる日でもあります。秋分の日が国民の祝日と定められているのは、太陽が秋分点に達したからというよりは、主にこの理由(祖先を敬い故人を偲ぶ趣旨)からです。実際、昭和22年までは、秋分の日は「秋季皇霊祭」という名の祭日でした。

その秋分の日の今日、札幌市北区に鎮座する某S皇大神社では例祭(秋まつり)が執り行われました。御神輿の渡御も行われたため、当社からは、宮司と私と、神力会の会員11名、計13名が御神輿の担ぎとして奉仕させていただきました。今日のS皇大神社の渡御には、当社の神力会も含め、全道各地から24団体、総勢145名もの担ぎ手たちが参加しました。

当社の宮司の他に、江別市に鎮座するE神社の宮司さんや、芦別市に鎮座するA神社の宮司さん、下川町に鎮座するS神社の前宮司さんなども、自社の神輿会もしくは北海道神職神輿連絡会の法被を着て担ぎ手として渡御に参加され、また、石狩市に鎮座するH神社の宮司さんや清田区に鎮座するA神社の宮司さんも、渡御見学のため私服で訪れるなど、今日は神社関係者も多数見えられていました。

私も会員の一人である、北海道神宮さざれ石会からも、今日は2人が、御神輿の担ぎ手として、さざれ石会の法被(初めて見ました)を着て渡御に参加されていました。北海道神宮末社である開拓神社では、3年に一度だけ御神輿の渡御が行われるのですが、さざれ石会では今まで他社の渡御に奉仕に行ったことはないそうなので開拓神社以外の御神輿を担いだことは一度もないらしく、今日が初めての他社への遠征となったようです(もっとも、さざれ石会はそもそも神輿会ではないですが)。

今回貼らせて頂いた写真は、渡御の最中に立ち寄ったスーパー(イトーヨーカドー)の玄関前で、S皇大神社の御神輿を背景にして撮った記念写真です。衣冠(正服)を着装している人物(右から2人目)がS皇大神社宮司さんで、左から2人目の人物が当社の宮司です。当社の宮司は、今日は御神輿は担がず、渡御の最中はずっと獅子頭を持って歩いておりました(子供を見つける度に、獅子は子供の頭をかじっていました)。ちなみに、白い法被を着ている中央の人物2人がさざれ石会の方たちで、当社の神力会の法被を着ている一番右端の人物が私です。

御神輿の宮入は夕方4時で、宮入の後は、社務所の前のスペースにブルーシートが何枚も敷かれ、そこで直会が開かれ、私たちも30分程、そこで他会の方々と一緒にお酒を飲みながら(私は運転手なので飲んでいませんけど)語り合ってきました。余所の神社に御神輿を担ぎに行くとき、S皇大神社の神輿会の方々と一緒に、S皇大神社の太鼓会のバスに乗せてもらって連れていって頂いたことが過去に何度もあり、S皇大神社さんには日頃からよくお世話になっているのですが、私自身はS皇大神社の渡御にはまだ一度も参加したことがなかったので、今日、参加することができて良かったです。

(田頭)