年末年始はお世話になりました。有難うございました。
昨年と同様、注連飾や御籤の頒布を手伝わせていただきました。今年は暖かく、参拝者も例年より多かったよう思えます。風邪をこじらせてしまったのは心苦しい限りでしたが、祭典にて玉串後取を奉仕させていただきまして感謝の一言です。
今度の大晦日では「おみくじ」から思うことがありました。吉凶にはじまり健康面や交友などの指針が記された一枚の紙。全く根拠の無い文と言ってしまえば実も蓋もありませんが、いかに科学が発達すれど誰も未来を知ることはかないません。誰もが見えない先々に期待と不安を抱きつつも、新年に引いた「言葉」。それは、ほんの些細ではあるものの心に触れる何かがあると思えてなりません。
古今を問わず、長い間人々に用いられてきた「くじ」。今もなお老若男女に親しまれる背景には、日本語のもつ力があると信じています。親が子に、くじに書かれた言葉を諭している姿から以上の気持ちが浮かびました。
(高信)