西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

秋まつり(例祭)

鳥居

今朝の午前5時頃まで降り続いていた雨も、私が神社に出社した午前6時半頃には上がり、昨日とは打って変わって、今日は天気に恵まれました。そのため今朝は、総代さん達や神力会の方達は皆、まず神社に出社して開口一番「晴れて良かったねぇ!」「いやぁ、本当に良かった!」と挨拶をされていました(笑)。本当に晴れて良かったです!

今日はとにかく忙しかったです。毎年そうなのですが、宵宮の日は、宵宮祭が終わった後は意外と時間が空くため、社務所の窓から演歌のショーを見たり、デジカメで撮った写真をPCで確認するなどしているのですが、例祭の日は出社してから退社するまで、とにかく一日中忙しいのです。という訳で、以下に、その忙しかった今日を大まかに振り返ってみる事にします。なお、今日の記事に貼付の写真は、冒頭の鳥居の写真を除き、全てクリックすると拡大表示されます。


今日は出社してすぐに、境内各所にゴミ箱を置いて回ったり、午前8時から斎行される例祭の神饌の準備をしたり、広間で装束着装者の着装(総代さん達は格衣を、町内会長さん達は裃を着装します)のお手伝いをしたりしているうちにあっという間に例祭が始まる20分位前になってしまい、急いで自分の着る装束(正服)を着装しました。そして8時から、「平成十九年西野神社例祭」が厳粛に執り行われました。

例祭 例祭

上の写真2枚が例祭の様子で、右側の写真で玉串後取(私)から玉串を受け取っている、黄色い狩衣を着ている方が、当社の佐々木総代長です。今日の例祭には、道議会議員や市議会議員の方も参列して下さいました。そして、例祭後に向拝に於いて参列者全員で記念撮影をした写真が、下の写真です(但し松澤権禰宜外祭奉仕のため、例祭終了後すぐに外に出かけたためこの写真には写っておりません)。

向拝

写真撮影をしたり、お稚児さん達トラックの荷台に乗せたり、神幸行列を整えたりしているうちにすぐに宮出し時刻になり、午前9時、定刻通り、2基の御神輿を中心とした神幸行列が当社を出発しました。総代長が、「昨日一日中降り続いた雨により、西野・福井・平和地区はすっかり洗い清められ、その翌日に御神輿を出す事ができるのは実に素晴らしい事だ」と言っておられましたが、正にその通りで、奉仕者の誰もが非常に清清しい気分で神社を出発しました。

当社の御神輿は、本神輿(京神輿)担ぎ神輿(江戸神輿)の2基があり(但し子供神輿は含まない)、大型の本神輿はトラックの荷台に固定したまま、猿田彦奉仕者と供に神幸し、その本神輿よりやや小振りの担ぎ神輿は、場所によってはトラックの荷台に載せて移動させる事もあるものの、基本的には担ぎ手の皆さん方に担いで貰って神幸します。

神幸行列の本体は、本神輿と猿田彦奉仕者を載せた車(1台)を中心に、宮司や巫女さんの車(1台)、総代長や副総代長の車(1台)、総代さん達の車(1台)、各町内会代表者達の車(1台)、お稚児さん達の車(4台)、萬燈の車(1台)、その他の車(数台)など十数台の車列で構成され、一方、担ぎ神輿の方には、萬燈の車(1台)や補給物資を載せた車(1台)などが付き、また、担ぎ神輿をトラックに乗せて移動する際には、担ぎ神輿専用のトラック(1台)と担ぎ手の皆さん方に乗って戴くバス(大型バス1台、マイクロバス2台)も付きます。

そして、神幸行列本体(本神輿)と担ぎ神輿の両隊は、午前9時〜午後4時までの渡御の間、途中で何度か合流はしますが、基本的には別々に神幸し、毎年本体には宮司が、担ぎ神輿には私もしくは松澤権禰宜のどちらかが付いており、今年は私が担ぎ神輿に付かせて頂きました(昨年は、私が神社に留守番&外祭奉仕で、松澤権禰宜が御神輿と一緒に巡行しました)。

渡御 渡御

上の左の写真は、担ぎ神輿が当社の鳥居を出る所、右の写真はそのすぐ後の様子です。これらの写真に写っている担ぎ手の皆さんのうち、神力会の半纏を着ている人以外は全て、他会の皆様方です。各神輿会の皆様、今日は当社の秋まつりに御奉仕に来て下さりどうもありがとうございました!

また、北区に鎮座するS皇大神社の宮司さんは、当社と同じく今日が例祭日である石狩市内に鎮座するH神社に於いて午前中と夕方、助勤奉仕に行かれたにも拘らず、その御多忙の合間を縫って、お昼時にわざわざ当社に御神輿を担ぎに来て下さいました。どうもありがとうございます!

渡御 渡御

上の左の写真は、神社の近くにある老人ホームに神幸した時の様子で、ここでは、入居者の老人の方々が御神輿が着く前から玄関前で御神輿の到着を待っていて下さいました。この後、西警察署の駐車場で休憩していた時も、すぐ近くの老人ホームの入居者の方々が御神輿を見学しに出て来られました

上の右の写真は、西警察署を出たすぐ後、山の手通りを神幸している様子です。この後、私達担ぎ神輿の一隊は、本神輿と合流して大森園で御旅所祭を斎行してから、西野福祉会館に於いて、敬神婦人会の皆様方が用意して下さった昼食を頂きました

渡御 渡御

上の左の写真は、宮入りする直前の様子で、当社の境内で撮った写真です。当社に到着した時点で、本神輿はトラックから降ろされて神輿殿前に移動するのですが、この写真の左側に一部写っている御神輿が、神輿殿前に向けて移動中のその本神輿です。そして、上の右の写真は、担ぎ神輿が丁度宮入りした所です。担ぎ神輿は予定通り、ほぼ午後4時に宮入りしました。

なお、当社では今年から初めて子供神輿を出御させましたが、以下の4枚の写真はその子供神輿の写真です。子供神輿は午後2時頃に宮出しし、午後3時20分頃に平和第二会館に於いて本神輿や担ぎ神輿と合流して、担ぎ神輿が還ってくる4時直前に宮入りしました。

子供神輿 子供神輿

子供神輿 子供神輿

御神輿が神社へと還って来た午後4時過ぎ、遷霊祭(御神輿から本殿へ御霊遷しをする神事)が執り行われ、その直後、4時半頃から還御祭(本年の渡御が滞る事なく無事に終了した事を神様に御奉告申し上げる祭典)が執り行われ、秋まつりに於ける全ての神事が無事に終了致しました。

この後は、昨日同様、午後6時から「民謡・演歌ショー」が行われましたが、拝殿内の片付け(大祭仕様から平常時への復元作業)、装束の片付け、明日の外祭の神饌の準備等、すべき作業がいろいろとあり、ショーを見ている時間は全然ありませんでした。でも、時々外に出てショーの写真は撮りました(笑)。それが下の写真です。雨天で観客がまばらだった昨夜とは打って変わって、今夜は大盛況でした。やはりこうでなくては、歌っている方々も張り合いがないと思います(笑)。下の右の写真では、演歌歌手の中村明さんが舞台から観客席に降りて歌っておられます。

民謡・演歌ショー 民謡・演歌ショー

授与所や、第二駐車場の露店も、人がまばらだった昨夜とは違い今夜はとても賑やかでした。

賑わう授与所 賑わう露店

ショーは午後8時過ぎ頃に終わり、8時半までには露店の営業も終了し、それに合わせて境内からも人が引き始め、2日間に亘って行われた秋まつりは無事に終了致しました。事故もトラブルもなく、2日目は天候にも恵まれ、本年の秋まつりが無事に終わる事ができたのは、西野神社の神様の御神徳と、そして、このお祭りに関わって下さった多くの皆様方(祭典の運営や奉仕に直接関わって下さった方は約500人に上ります)のお蔭です。皆様、本当にどうもありがとうございました!そして、お疲れ様でした!


なお、今日の様子を写した写真は「西野神社アルバム」の、平成19年9月「秋まつり 例祭」の「境内の様子」「境内の催物」「渡御」「子供神輿渡御」の各ページ(下記URL)にも多数アップしておきましたので、是非御覧下さい。

▼秋まつり(例祭/境内の様子)
http://nishinojinja.or.jp/photo/190916a.htm

▼秋まつり(例祭/境内の催物)
http://nishinojinja.or.jp/photo/190916b.htm

▼秋まつり(例祭/渡御)
http://nishinojinja.or.jp/photo/190916c.htm

▼秋まつり(例祭/子供神輿渡御)
http://nishinojinja.or.jp/photo/190916d.htm


(田頭)

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