秋まつり（宵宮）

今日から明日にかけての２日間、当社では秋まつりが開催されます。この秋まつりは当社にとっては年間で最大の行事で、例祭日の明日は御神輿（おみこし）も巡幸致します。

しかし、生憎今日は一日中ずっと雨が降り続け（しかも結構激しい雨でした）、そのため今日のお祭りに来て下さった人達の数は例年に比べると明らかに少なかったのですが、それでも、この悪天候の割にはむしろ人出は多かったと解釈すべきなのかもしれません。今日は全国的に見ても神社の例祭が特に多い日で、それでいて今日は全国的に雨模様だったので、各地の神社ではいろいろと御苦労をされた事と思います。以下に、今日一日の当社での大まかな流れをまとめてみます。

私は、今朝は午前７時半に神社に出社し、まず、昨日作成した「例祭篤志寄付御芳名」の一覧（名簿）を印刷し、それを、午前８時に広間に集合した総代さん達に見て戴き、総代さん達から訂正箇所、追加箇所、その他の要望等を受けて修正して再印刷する、といった作業をしていました。フォントサイズが大きいとはいえ、Ｂ４用紙で三十数ページもありますから、この作業だけで１時間以上はかかってしまいました。

午前９時半、作業着から装束（狩衣）に着替えて、明日出御する子供神輿（町内会所有）のお祓いをさせて頂きました（上の左の写真）。例年は拝殿前の参道でお祓いをするのですが、今日は雨天のため、向拝にてお祓いをさせて頂きました。そして、神楽殿の中にて、今年西野神社として初めて出御させる子供神輿（小神力会はこの御神輿を担ぎます）もお祓いをさせて頂きました（上の右の写真）。

午前１０時、今日一日授与所に詰めて下さる巫女さん（毎年年末年始に助勤に来て貰っているベテランの巫女さん）が出社し、それに合わせて授与所を開けました。いつもは社務所の窓口で授与品の授与を行っておりますが、今日と明日の２日間は、授与所に於いて授与品の授与を行わせて頂きます。ちなみに、授与所の倉庫兼休憩部屋の中では、総代長と副総代長がお昼頃までずっと、明日、子供神輿の担ぎ手のお子さ達やお稚児さん達に渡すお土産（玩具やお菓子）を袋に詰める作業をして下さっていました。

１０時半頃、今日のお昼に開演するジャズフェスティバルで演奏をして下さるバンドの方達が神楽殿に楽器等を搬入しに来られました。今日神楽殿で演奏をして下さるのは、昨年冬に結成された「ランドスケープ」という４人組のユニットと、西野中学校ＰＴＡ父母で構成されている「ピーネット」という７人組のユニットの２組です。雨が止みそうにないため、ランドスケープの方達が楽器を搬入している頃、宮司や私は神楽殿前の芝生（ここに観客席としてパイプ椅子を設置します）に雨除け用のテントを４基立てる作業等を行っていました。

午前１１時半から１０分間、神楽殿にて、郷土の響きである「福井ばやし」の奉納が行われました（上の写真２枚）。例年、福井ばやしは拝殿前の参道で奉納して戴いているのですが、今日は雨天のため、屋根のある神楽殿に於いて奉納して戴きました。

そして午後１時、雨の中、ジャズフェスティバルが開幕し、約１時間４５分の間、「ランドスケープ」と「ピーネッツ」の２組がジャズの演奏をして下さいました（下の写真４枚）。私は境内での諸作業のため、演奏はほとんど聴く事ができませんでしたが、作業中に聴こえたＴＶ時代劇「鬼平犯科帳」のテーマ曲の演奏が特に印象に残りました（笑）。

明日、お稚児さん達の乗るトラックは４台出るのですが、午後２時から約４５分間程、私は宮司や総代さんと一緒にそのうちの３台のトラックの荷台にテントを張る作業をしました。そして、午後４時頃に、お昼過ぎに一旦帰った総代さん達が、宵宮祭に参列するためスーツに着替えて再び当社に集合しました。

午後５時から約４５分間、宵宮祭（上の写真２枚）と、御神輿への遷霊の儀が粛々と斎行されました。宵宮祭には、当社の関係者の他にＨ神宮の神職や、Ｓ皇大神社の神輿会の頭（かしら）も参列して下さいました。また、巫女さんによる神楽（豊栄舞）の奉納も行われました。

そして、遷霊も無事に終わり今日の神事が一段落した後、午後６時から、神楽殿で「民謡・演歌ショー」が始まりました。「民謡・演歌ショー」は明日も行われますが、今日のショーは、中村明さん（コロムビア）、笠原みほさん（日本クラウン）、はかまだ雪絵さん（ガウスエンターテイメント）、丘みどりさん（徳間ジャパン）の順に、それぞれコブシの効いた素敵な演歌を披露して下さいました（下の写真４枚）。