平成２３年秋まつり２日目 - 西野神社社務日誌

秋まつり１日目（今月１７日）の日程を報告させて頂いた昨日の記事に引き続き、今回は、秋まつり２日目（今月１８日）の日程について報告させて頂きます。

秋まつりの２日目は、当社年間行事の中では最大の行事である、年に一度の例祭日であり（毎年「敬老の日」の前の日曜日が当社の例祭日です）、私達西野神社の神職にとっては、午前零時から御祈祷が始まる元旦や、厄祓いの御祈祷が集中する節分の日などと共に、この日は一年を通して最も忙しい日のうちの一つです。

▲ 午前６時頃に撮影した鳥居とその周辺。　鳥居の両脇には、提灯（ちょうちん）や大きな幟（のぼり）、国旗のポールなどが立てられ、また、この写真でははっきりとは見えませんが境内参道の両脇には、神社名の入った幟もいくつか立てられています。鳥居両脇の提灯は年末年始にも掲げられますが、ここに幟と国旗のポールが立つのは秋まつりの時だけです。

▲ 午前６時頃に撮影した拝殿と参道。　拝殿前の参道両脇には、約７０張りの奉納提灯が掲げられ、神社のお祭りらしいムードを高めています。提灯を奉納して下さった皆様方、どうもありがとうございました。

▲ 午前６時頃に撮影した御神輿三基。　これら三基の御神輿にはいずれも、前日の遷霊祭で本殿の神様の御分霊がお遷しされております。この写真では左から順に子供神輿、京神輿（本神輿）、江戸神輿（担ぎ神輿）と並んでおり、この三基の御神輿がこの日、当社氏子区域の一部を神幸致しました。

▲ 午前７時５０分から社殿で斎行された例祭。　社殿にて「平成二十三年西野神社例祭」の神事が大祭式にて執り行われ、私達神職は衣冠（正服）を、総代や各町内会代表など参列者の方々は狩衣・格衣・裃などの装束を、来賓の方々は背広を着装した上で参列し、厳粛に本年の例祭が執り行われました。式次第としては献幣と神楽奉納が無いため、当社の場合、前日の宵宮祭よりも例祭の方が時間的にはやや短縮されるのですが、神事の重さとしては、「中祭」の宵宮祭よりも「大祭」である例祭の方が当然上位となります。私は前日の宵宮祭に引き続き、警蹕所役（けいひつしょやく）と祝詞後取（のりとしどり）を奉仕させて頂きました。なお、昨年まで私が毎年例祭で奉仕させて頂いていた玉串後取の所役は、今年からは越川権禰宜が奉仕をする事になりました。

▲ 午前８時半頃、拝殿向拝でお稚児さん達の集合写真を撮影。　例祭が終わったすぐ後、渡御行列の出発に先立ち、お稚児さん達に拝殿前に並んで貰って写真を撮りました。この後、お稚児さん達はトラックに乗って渡御の車列に加わりました。

▲ 午前８時３５分頃、宮司・総代さんの一部・来賓の方々等の集合写真を撮影。　前列左から、来賓のＳ神社宮司さん、猿田彦命所役、総代会顧問（前総代長）、当社宮司、副総代長（総代長代理）、来賓の道議会議員さん、来賓の市議会議員さんです。２列目以降の裃着用者は、当社氏子区域内各地域の代表者の方々です。

▲ 午前８時３５分頃、当社神職一同、巫女さん達、総代さん達の集合写真を撮影。　前列左から、当社宮司、副総代長、来賓のお二方、松澤権禰宜、私、巫女さんで、２列目で松澤権禰宜と私の間に立っているのは越川権禰宜です。

▲ 午前８時４５分頃に行われた、宮出し直前のお祓い。　担ぎ神輿の発輿に先立ち、御神輿と担ぎ手の皆さん方をお祓いさせて頂きました。そしてこのすぐ後、副総代長挨拶、神力會会長挨拶、神力會会長による渡御の安全を祈念しての三本が行われて、御神輿の宮出しとなりました。

▲ 午前９時の宮出し直後の担ぎ神輿。　定刻通り午前９時に、本神輿やお稚児さんを乗せたトラックなどを中心とした車列と、担ぎ手の皆様方に担がれた担ぎ神輿が、共に神社を出発（発輿）しました。これらの神幸行列は、何度かの休憩を挟んで、再び神社に還ってくる午後４時まで当社氏子区域内を渡御しました。

▲ 午前１０時半頃、五天山園で担ぎ神輿の下をくぐる入所者の皆さん方。　特別養護老人ホーム五天山園では、沢山の入所者の方々が当社の担ぎ神輿を出迎えて下さいました。この写真は、車椅子に乗った入所者の方々が、手を合わせながら御神輿の下をくぐっている様子です。ちなみに、五天山園での神事（修祓）は私が奉仕させて頂きました。

▲ 正午頃、ラッキー西野２号店の駐車場で執り行われた神事。　本神輿の御神座に鎮まっておられる、西野神社御祭神御分霊の御前で、宮司による修祓や、巫女さんによる神楽舞の奉納が行われました。ちなみに、ここに着くまでの神事はいずれもテント無しで行われたのですが、ここに着く少し前から小雨が降ってきたため、ここでの神事はテントの下で行われました。

▲ 午後１時から始まった野菜・果物販売とバザー。　第一駐車場に設営したテントに総代さん達や敬神婦人会の会員さん達が詰め、野菜・果物等や、婦人会の会員さん達が持ち寄って下さった品々の販売が行われました。

▲ 午後２時半頃に昭和会館を発輿した子供神輿。　子供神輿は、昭和会館で本神輿や担ぎ神輿と合流してから、当社まで渡御しました。ちなみに、トラックに載っていたお稚児さん達も、ここからは全員トラックを降りて徒歩で神社へと戻りました。

▲ 午後３時から始まった田浦無想流古武術演舞奉納。　神楽殿前の芝生で、日本総合武術研究会（本部は札幌市南区真駒内）の会員さん達により演舞の奉納が行われ、刀術・柔術・弓術・その他の古武術が披露されました。

▲ 午後３時半過ぎ頃、お囃子を奏でる萬燈保存会の会員さん達。　子供神輿や担ぎ神輿の宮入りに合わせて、萬燈保存会の会員さん達が、拝殿横でお祭りらしいお囃子を奏でて下さいました。これもまた、お祭りには欠かせない情景です。

▲ 午後４時頃、氏子区域の渡御を終えて宮入りする担ぎ神輿。　参道に溢れる大勢の人々の熱気に包まれる中、担ぎ神輿の宮入りが盛大・勇壮に行われ、本年の神輿渡御が無事終了致しました。神力會の会員さん達や、他会から応援に来て下さった担ぎ手の皆様方、大変お疲れ様でした！

▲ 午後４時過ぎ頃から始まった、御神輿の担ぎ手の皆さん方を労うための直会。　宮入りの後、土俵周辺で、御神輿の担ぎ手の方々のための直会が開かれ、神力會の女性会員さん達が用意したり作って下さったりした飲食物が皆さん方に振る舞われました。御覧のように屋外での直会となるため、雨天の場合は中止せざるを得ないのですが、幸いこの時は雨が上がっており、無事に直会が出来てホッとしました。

▲ 午後６時から神楽殿で始まった民謡・演歌ショー。　この日のショーは、前日に引き続き中央芸能プロの仕切りにより行われ、この日は知里さん（日本クラウン）、はかまだ雪絵さん（徳間ジャパンコミュニケーションズ）、城山さとみさん（コスミックエンターテインメント）、長峰令奈さん（日本クラウン）の４人の実力派歌手が出演して下さり、それぞれコブシの効いた素敵な歌声を披露して下さいました。この写真は、当社氏子区域のひとつである西野出身の、城山さとみさんです。