今日は午前１１時から、参集殿に於いて人形供養祭が執り行われました。先月１５日から昨日までの間に当社に持ち込まれた人形や郵送された人形、今日、参列者が持って来られた人形などが、祭壇の全面にズラッと並べられ、それらの人形の前で供養の神事（お焚上に先立つ清祓い）が行われました。
私は今日の午前中地鎮祭の奉仕があり、供養祭が始まるまでに神社に戻って来る事は時間的に困難だったため、今日の供養祭で祭員として奉仕する予定はなかったのですが、建主さんも施工業者さんも早めに現場に来て下さったため予定よりも早い時間から地鎮祭を始める事ができ、そのため人形供養祭が始まる１０分前には神社に戻って来る事ができ、その１０分の間に装束（浄衣）を着装したり式次第を確認するなどして急遽、今日の供養祭では祭員として御奉仕させて頂きました。
持主さんの“愛着心”や“感謝の念”など様々な思いが込められている人形、その家を何十年も静かに見守ってきたであろうかなり古い人形、購入して（あるいは譲り受けて）すぐに納められたと思われる真新しい人形、一部が欠損して無残な姿となっている人形など、様々な人形を前に、私は斎主（宮司）と共に厳粛な気持ちで御奉仕させて頂き、参列者の方にも玉串拝礼をして戴き、供養祭は３０分強程で終了致しました。
次回の人形供養祭は５月１日からで、５月からの供養祭は、今回のように半月以上に亘って預かってきた大量の人形を祭壇に並べて一度に供養するという形ではなく、人形が納められる度に随時行わせて頂きます。今回人形を納められなかった方は、５月１日以降に、当社に人形を納めるようにして下さい。宜しくお願い致します。
なお、今日の人形供養祭の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」の「平成２０年３月 人形供養祭」のページ（下記ＵＲＬ）にアップロードさせて頂きましたので、是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/200309.htm
（田頭）
