西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

紀元祭

日の丸

昨年2月10日付の記事で詳しく説明させて頂きましたように、2月11日は、皇紀元年(紀元前660年)に大和(現在の奈良県)橿原(かしはら)の地で神武天皇が初代天皇として御即位されたと伝わる日で、戦前は「紀元節」として、現在は「建国記念の日」としてお祝いされている祝日です。

各神社に於いても、2月11日は神武天皇の御即位と建国創業の御神徳を景仰して「紀元祭」「建国記念祭」「建国記念の日奉祝祭」等の名称で祭典が斎行される日なのですが、実際には、中小規模の神社ではこの日の祭典は省略される事も少なくはありません。しかし当社では、神武天皇は本殿でお祀りしている御祭神のうちの一柱「鵜草葺不合命」(ウガヤフキアエズノミコト)の皇子(第四子)でもある事から、2月11日は毎年祭典を斎行しており、今日は午前11時から、例年通り「紀元祭」という祭典を中祭式にて執り行い、参列者全員で偉大な建国の大事業に感謝の真心を捧げました。

平成22年 紀元祭


平成22年 紀元祭

祭典の後は参集殿直会が行われ、今日の紀元祭に参列された西野神社関係者の皆さん方(責任役員さん達、総代さん達、萬燈保存会神力會敬神婦人会など各崇敬会代表の方々)が、昼食を兼ねて、大前から撤下された御神酒や、別に用意されたお食事などを戴きました。今日の祭典と直会の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」の「平成22年2月 紀元祭 」のページ(下記URL)にもアップロードしておりますので、こちらも是非御覧下さい。

http://f.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/220211%20%E7%B4%80%E5%85%83%E7%A5%AD/?sort=old


ところで、「紀元節」という歌があるのを御存知でしょうか。明治21年に作られた古い歌なので、年配の方は兎も角、若い世代では知らない方のほうが多いと思うので、以下に、ユーチューブにアップされている紀元節の歌にリンクを貼らせて頂きます。興味のある方は是非御覧下さい。とても優雅な雰囲気の曲です。作詞は高崎正風さん、作曲は伊沢修二さんです。歌詞も転載させて頂きます。

▼「紀元節」の歌(動画)
http://www.youtube.com/watch?v=2UvYla-aZzc

▼現代風にアレンジされた「紀元節」の歌(動画)
http://www.youtube.com/watch?v=efDjTcnSLO0

▼「紀元節」の歌詞
【一番】 雲に聳ゆる高千穂の 高根おろしに草も木も なびきふしけん大御代を 仰ぐ今日こそ楽しけれ
【二番】 海原なせる埴安の 池の面よりなおひろき 恵みの波に浴みし世を 仰ぐ今日こそ楽しけれ
【三番】 天津日嗣の高みくら 千代万代に動きなき もとい定めしそのかみを 仰ぐ今日こそ楽しけれ
【四番】 空に輝く日の本の 万の国にたぐいなき 国のみはしらたてし世を 仰ぐ今日こそ楽しけれ


(田頭)

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