当社では毎年8月、『かんながら』というタイトルの社報(全8ページ)を発行しているのですが、今年の社報には、越川権禰宜の描く猿田彦命(さるたひこのみこと)のイラストを掲載する事にしました。『かんながら』には、秋祭りの渡御行列で先頭を歩く猿田彦命の役を奉仕して下さる方の顔写真と簡単なプロフィールを毎年掲載しているのですが、今年は、その欄の横もしくは周囲に、猿田彦命のイラストも載せる事にし、絵心のある越川権禰宜に描いて貰う事になったのです。
下の写真が、当社の渡御行列で先頭を歩く猿田彦命で、記紀では、天孫降臨に際し先導役として天津神の御子を出迎えた国津神とされており、そういったエピソードから、一般には導き(道案内)の神様として知られています。当社の渡御では、鼻の長い天狗のようなお面を付け、高下駄を履き、鉾を持った姿で、御神輿の先導役として奉仕して戴いております。
下の写真は、猿田彦命のイラストを描いている越川権禰宜です。鉛筆で下書きをしてから、丁寧にマジックで仕上げていました。
そして、下のイラストが、完成した猿田彦命です。当人曰く、ビックリマン風の絵柄、との事ですが、とても緻密で完成度の高いイラストだと思います。
下のイラストは、上のイラストとは装束の模様が少し異なる異なるバージョンです。『かんながら』には縮小して掲載する事になるため、上のイラストだと模様が細かすぎて紙面では潰れてしまうかもしれないので、模様をもう少し単純化した上で改めて描いて貰いました。
(田頭)