当社境内の手水舎は、昨年の12月から所謂「冬期仕様」(事実上 利用不可状態)となっていましたが、先月の中旬以降は札幌も気温が上がり、もう管が凍結する心配は無くなったため、1週間程前から手水舎で使う流水(地下水)の元栓を開けており、現在は手水が使用出来るようになっています。参拝の際は是非御利用下さい。
また、手水舎での流水が使用可能となった事に併せ、手水舎の周囲をグルリと囲んで張っている注連縄も、新しいものに取り替えました。この張り替えも、当社では毎年この時期恒例の作業となっています。
「柄杓」(ひしゃく)は、毎回使用時に不特定多数の人達がその柄(え)を触れる事になってしまうため、昨年同様、新型コロナウイルス感染症がある程度収束するまで使用は御遠慮戴く事とし、そのため本来手水に必須の柄杓は、現在手水舎には出しておりません。
下の写真は昨年の夏に撮影されたものですが、現在の手水舎もこのような状態となっていて柄杓は置いておりませんので御了承下さい。
柄杓を使わない場合の手水の作法は、以下のイラストと解説の通りです。柄杓の設置を再開するまで、当面は以下の作法で手水を御利用下さい。宜しくお願い致します。
① 龍の口から流れ出る水を両手で受けながら、その水で両手を洗う
② 両手で流水を受け、その水で口をすすぎ、すすいだ水は手水ばちの外に静かにはく
③ 両手で流水を受けながら、口をつけた両手を洗う
なお、上記②の「口をすすぐ」については、時節柄、素手ですくった水を直接口に入れる事が気になるという場合、省略されても構いません。その場合は①の「両手を洗う」だけ行って下さい。
ちなみに、柄杓を用いた本来の手水の作法は、以下の動画の通りです。新型コロナウイルス感染症が収束して柄杓が使えるようになった際は、この作法で手水を御利用下さい。