令和3年夏の西野神社花手水
昨年の夏、手水舎の手水鉢の水面に沢山の紫陽花(アジサイ)を浮かべて飾り付け、多くの皆様方から大変御好評を戴いた所謂「花手水」を、今夏も実施する事となり、先週から始めました。
そのため現在当社の手水は、以下の写真のように紫陽花の花々が彩られ、鮮やかで実に綺麗な様となっております。
ちなみに、厳密にいうと神道用語で言う「花手水」とは、これとは異なるものなのですが、今回の記事に於いては、一般的な解釈に従って、お花を手水鉢の水面に生けているこの状態を「花手水」と呼称しています。
このような形の「花手水」は、新型コロナウィルス感染症予防のためお参り前の手・口のお清めは控えるよう御案内する社寺が増えた事から、「せめてお花の美しさに、参拝者の心が洗われますように」「気持ちも落ち込み気味になるこの御時世、せめて水に浮かぶ花々から涼しさや明るさを感じて貰えますように」などの趣旨から、昨年以降一気に全国的に広まりました。
そのため、花手水を実施している社寺によっては手水の流水は完全に止めている所もあるようですが、当社では、花手水実施期間中も、流水での手及び口のお清めは可能となっております。
但し、本来手水に必須の柄杓(ひしゃく)は、どうしても不特定多数の人達がその柄(え)を触れる事になってしまうため、感染症対策の観点から現在は手水舎から撤去しております。
前述のように現在は柄杓を置いていないため、当社の手水を使う場合、当面の間は以下の作法で御利用下さい。宜しくお願い致します。
① 龍の口から流れ出る水を両手で受けながら、その水で両手を洗う
② 両手で流水を受け、その水で口をすすぎ、すすいだ水は手水ばちの外に静かにはく
③ 両手で流水を受けながら、口をつけた両手を洗う
なお、上記②の「口をすすぐ」については、時節柄、素手ですくった水を直接口に入れる事が気になるという場合、省略されても構いません。その場合は①の「両手を洗う」だけ行って下さい。
当社の花手水は、有難い事に昨年同様 本年も皆様方から御好評を戴いており、ここ数日、インスタグラムなどのSNSに、参拝者が撮られた当社の花手水の写真が沢山アップされております。以下に、それらの投稿の一部を紹介致します。