西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

2日連続真夏日!

本殿

今月の中旬頃は、20℃前後の気温の、寒くも暑くもない快適な日々が続いていたのですが、今週は一気に暑くなり、一昨日と昨日は札幌でも30℃となり、2日連続で真夏日となりました。6月に2日連続で真夏日となるのは、札幌管区気象台によると57年ぶりのことだそうです。今日は曇り空の天気となったため、昨日よりは多少暑さが和らぎましたが、それでもやはり暑かったです。

今日は大安だったため外祭の多い日で、私も数件の外祭に行ってきたのですが、1件目の地鎮祭では施工業者が建てたテント(横幕付き)の中で祭典を斎行したため、中は温室状態となり正直かなり辛かったです。上棟祭の場合も、温度的には似たような状況(窓をすべて閉め切った上にクーラーなしの建物の中)で行うので、今日はまだ大丈夫でしたが、昨年の真夏には、あまりの暑さに祭典後に少々気分が悪くなったこともありました。特に神職は装束を着るので、他の参列者たちよりもより強く暑さを感じてしまうのです。

しかし、建主さんたちにとっては、一生に一度(とは限らないですが、普通2回を超えることはないでしょう)の特別な意味を持つ、記念すべき祭典ですから、その祭典を斎行する神職が露骨に辛そうな表情をして祭典に臨むことは厳に慎まねばならず、真夏でも真冬でも、いつも涼しそうな顔をして祭典に臨むよう、努力はしています(笑)。

明日は、午前10時から「創祀120年記念大祭」の神事が斎行され、正午からは、場所を変えて祝賀会が開かれます。祭典の諸準備はだいたい昨日までに済ませましたが、今日は、外祭を終え神社に戻ってから、明日の祭典で私たち神職が着る「正服」という装束の準備をしました。昨夜は、当社参集殿において、大祭前最後の総代会が開かれ、総代さんたちの間で明日の祭典や祝賀会の最終的な打ち合わせが行われました(私も出席しました)。ここ暫くの間は、宮司も総代さんたちもずっと、明日の祭典と祝賀会に向けて準備を進めてきましたが、いよいよ明日、その本番を迎えることになります。

今回の写真は、大祭仕様の装飾を施した当社拝殿内の様子です。中央の階段から奥が幣殿で、一番奥に見える御扉からさらに奥が本殿となっています。胡床(こしょう)の色が前列と2列目とで異なっているのは、当社に今あるだけの胡床では明日の大祭では数が足りないため、よその神社からも借りてきたためです。

(田頭)