西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

町内会長さんたちとの合同会議

直会

今日は、昼から夕方にかけて大雨が降りました。私が昼に行った地鎮祭では、施工業者が現場に予めテントを張ってくれていたため、幸い祭典中に濡れることはなかったのですが、それでも草履や足袋は泥が撥ね汚してしまい、神社に戻ってから足袋を履き替えました。毎度の事ながら、雨の日の地鎮祭は大変です。

もっとも、祭典を斎行する側にとっては、地鎮祭での雨は大変以外の何物でもないのですが、しかし私が今まで見た限り、建主さんのなかで「地鎮祭の日に雨が降るのは困る!」と強く思っている人はあまりいないようです。「雨降って地固まる」という言葉から、当日に雨が降ったとしても、それはかえって好事の前兆と前向きに捉える人が多いのです。雷雨が伴うようなあまりにもひどい雨の場合はまた別ですが。

今日午後6時からは、当社参集殿において、町内会長さんたちと総代さんたちとの合同会議が開かれました。当社では今年、定員3名の副総代長に2名の欠員が生じたため、新たに総代の中から2名が副総代長に就任したのですが、まずはその新任の副総代長2名のお披露目(紹介と本人の挨拶)が行われ、それに続き、今年の秋の例祭についての打ち合わせが行われ、神輿御渡のコースや、各町内の分担、祭典関係収支予算等について話し合われました。

合同会議は1時間程で終わり、そのあとは直会(懇親会)が行われ、町内会関係者と総代さんたちは、お酒を飲みながら大いに懇親を深めていました(写真参照)。

ちなみに当社では、代表役員である宮司(1名)と、総代長(1名)、副総代長(3名)の計5名が、宗教法人法が定めるところの責任役員で、その5名の責任役員によって構成される「役員会」が、法人としての神社の維持運営のための最高決定機関ということになります。「総代」といわれる人たちは、神社の祭祀活動の協力者・補助者のことで、本来は神社の運営に直接関わることはありません。つまり、責任役員や役員会が法人としての神社の世俗的機能を担当し、一方の総代や総代会は、信仰や祭祀に関わる宗教的機能を担当しており、両者の機能は異なっているのです。しかし現実には、その両者を同一人物が兼ねているということはよくあることです。

(田頭)