西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

今日一日を振り返って(その7)

紙垂

今日は午前中、某マンションの2階の一室に入居している、とある会社の事務所にお祓いに行ってきました。詳しいことは聞いていませんが、なんでも、ある人からこの部屋には“よくないもの”がいると指摘されたそうで、それでお祓いを受けることにしたそうです。

地鎮祭上棟祭などのいつもの外祭では、斎場の設営・撤去中及び祭典中、自分の乗ってきた車はその家の敷地前に駐車させているのですが、今日の場合は、そのマンションは街中にあり、しかもすぐ近くには交番があることから、路上駐車をするのはマズいと思われたので、道路を挟んでそのマンションの向かいに建っている、7階建の駐車場のビルの6階に車を入れました。そして、そこから、神社から持ってきた台車に祭器具(三段式の祭壇、玉串三方大麻など)や神饌、装束、祝詞などの一式を台車に積んで現場に向かったのですが、台車での移動にかなりの時間を費やしてしまいました。

というのも、エレベーターは、駐車場の6階から1階に降りる際とマンションの1階から2階に上がる際、2回(帰りの利用も含めると4回)利用したのですが、駐車場のエレベーターもマンションエレベーターも、大きさがかなり小振りであったため、祭壇を積んだまま台車を中に入れると扉が閉まらなくなってしまい、いちいち台車から祭器具や神饌を全て下ろして、しかも2回に分けてエレベーターに乗らなければ運びきれなかったからです。更に、マンションの玄関と歩道の間は階段となっており、スロープもかなったので、そこでも台車は使えず、思った以上に移動に難儀しました。また、外は雨が降っていたのですが傘を差しながら台車を押すことはできなかったので、祭器具も一部濡らしてしまいました。

そして、何とか斎場となる事務所に着き、祭壇を組み立てて、すぐに清祓いの儀を執り行いました。徹夜で仕事をしていたと思われる男性と女性が一人づつ、長椅子で仮眠中でしたが、祭壇のすぐ近くではなかったため、その方たちは起こさずにそのまま神事を斎行してきました。

神社には昼近くに戻り、明日の外祭の神饌の準備をし、昼からはずっと、紙垂(しで)を作る作業をしていました(写真参照)。今日作った紙垂は主に、上棟祭で神籬(ひもろぎ)として使う御幣に使う紙垂と、今月10日に当社で執り行われるの際に禊場に張り巡らせる注連縄に付ける紙垂と、例祭の渡御の行列で使われる太鼓(簡易な山車)に立てる紙垂です。神輿殿手水舎授与所などに張っている注連縄の張り替えと紙垂の付け替えも行いたかったのですが、昼以後も雨が降っていたので、注連縄の張り替え作業は後日行うことにしました。

(田頭)