西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

秋まつり(宵宮)

宵宮祭

今日から2日間、当社では秋まつりが執り行われます。当社の例祭(年に一度、御祭神または神社に由緒ある日を以って行う大祭)日は明日(毎年「敬老の日」の前の日曜日)で、今日はその前夜祭に当たる宵宮(よいみや)で、当社では毎年この2日間を「秋まつり」もしくは「秋季例祭」と称しています。

毎年皆様が楽しみにしていて下さる境内での催し物(各種演芸)は今日から2日間に亘って行われ、第二駐車場に出店している17店の露店も、今日から2日間に亘って営業します。御神輿の渡御は明日行われ(明日午前9時〜午後4時まで)、神事としては、今日の宵宮祭(午後5時から)が中祭として、明日の例祭(午前8時から)が大祭として執り行われます。

私は、今日は朝7時半頃に出社し、一度神社を離れなければいけない9時頃まで、境内の清掃、境内各所にゴミ箱や灰皿などを設置する作業、神饌の準備(宵宮祭でお供えするの神饌が三方10台分、明朝御神輿前にお供えする神饌が三方4台分)等、秋まつりの諸準備を行いました。総代さんたちも、今日は皆さん朝早くから出社して下さり、境内に装飾を施したり、神輿殿前に掲示板を設置してそこに高額奉納者名を掲示するなど、いろいろな作業をして下さいました。

私は、午前10時から斎行される地鎮祭に奉仕に行かなければならなかったため、9時頃に一旦神社を離れて地鎮祭の現場へ向かい、午前11時頃に再び神社に戻ってきました。午前11時半からは「福井ばやし」という、当社氏子区域内の福井町内会の人々による太鼓の演舞の奉納が行われ、拝殿前の参道で、当社の大神様に対して“郷土の響き”である福井ばやしが奉納されました。

また、社務所の応接室と御祈祷の控室では、今日と明日の2日間、北海道イラストレーターズα会員の添田恵子さんによる犬のイラスト展が開かれるのですが、こちらも午前中のうちから始まり、境内の露店も、私が地鎮祭に行くときはまだほとんどの店が準備中だったのですが、神社に戻ってきた頃には全ての店が営業を始めていました。

福井ばやしの奉納が終わってから昼食を食べるまでの間、私は社務所のパソコンに向かってずっと原稿を作成していました。この作業は、今日の秋まつりとは直接的には関係ないことなのですが、今月10日に当社で斎行された禊祓行事が地元の新聞(西区限定の新聞)に記事として掲載されることになったため、その新聞社に送付する原稿をどうしても今日中に作成する必要があり、秋まつりの最中でしたが少し時間が空いたこの隙に一気に書き上げました。この件につきましては、実際に新聞に掲載されましたら、改めてこのブログで報告させていただきます。

正午過ぎ頃には、授与所に詰める助勤の巫女さんたちも出社し、午後1時からは授与所の窓口も開けました。授与品の頒布は、平常は社務所内の窓口で行っているのですが、今日と明日の2日間は、授与所にて授与品の頒布を行います(午後8時まで)。また、授与所の前にはおみくじ専用のテントを立て、テントの中には8種類のおみくじ(通常のおみくじ、子供おみくじ、恋愛おみくじ、扇子おみくじ、招き猫おみくじなど)の箱を設置しました。当社のおみくじは、他社に比べるとかなり種類が多いのですが、これは参拝者の皆様にはとても好評で、敬虔な気持ちから、というよりは単に面白がってなのかもしれませんが(笑)、かなりの人達が、一人で何種類ものおみくじを引いていきます。

また、授与所が開いた午後1時からは、ジャズフェスティバル(午後3時まで)とゲーム大会(午後4時まで)も始まりました。ジャズフェスティバルは神楽殿を舞台に開かれ、赤坂実クインテット(札幌を中心に活動を続けている男女5人のグループ)、ピーネッツ(西野中学校「親父の会」の父母ら7人で構成されるグループで、地元ラジオ局ではレギュラー番組も持っています)、堺誠司さん、但馬春さんたちが舞台上で素敵なジャズの演奏をして下さり、多くの観客達を魅了していました。ゲーム大会(参加無料)は、小学校低学年までの子供たちを対象に土俵の横で行われ、輪投げや、番号の書かれたパネルにボールを当てて落とすゲームなどが行われ、参加した子供たちには景品が配られました(ジャズフェスティバルは今日だけですが、ゲーム大会は明日の午前中も行われます)。

そして、午後5時からは御殿で宵宮祭が斎行されました。宵宮祭は、①修祓(祓主が参列者全員をお祓い)、②宮司一拝(宮司に合わせて参列者全員が神様に拝礼)、③開扉・献饌(御扉は祭典前から既に開けているので、御簾を開ける動作を以って御扉を開ける動作の代わりとします)、④献幣(本庁幣帛と総代による幣帛が献幣されます)、⑤宮司による祝詞奏上、⑥巫女による神楽(豊栄舞)の奉納(貼付の写真参照)、⑦宮司玉串奉奠(このとき国歌斉唱も併せて行われます)、⑧参列者玉串奉奠萬燈保存会により楽が奏されます)、⑨閉扉、⑩宮司一拝、という次第で執り行われ、宵宮祭の後は続けて遷霊祭も斎行され、御神輿への遷霊が行われました。

夕方6時から夜8時までは、神楽殿にて歌謡・漫談ショーが行われました。山口かおるさん、はかまだ雪絵さん、英康一さん、笠原みほさん達演歌歌手による歌謡では、多くの方々がそのコブシの効いた歌声に魅了され、3人組みユニットの「南部トリオ・ザ・シャーマン」による漫談では、会場は爆笑の渦に包まれました。

そして夜8時、歌謡・漫談ショーが終わり、8時過ぎ頃には授与所でも本日の授与を終了し窓口を閉め、本日の行事は滞ることなく全て無事に終了致しました。8時半頃には露店も本日の営業を終了し、それまで混雑していた境内もだんだんと人気がなくなり、ある程度人気がなくなってから境内の清掃等を行い、9時過ぎ頃、私も退社し、本日の奉仕を無事に終了しました。いよいよ明日は、西野神社の年間行事の中では最大の行事である「例祭」です。

なお、今日の宵宮祭の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」の中の平成18年9月「秋まつり(宵宮)」のページ(下記URL)に多数アップしておりますので、こちらも是非御覧下さい(各写真はクリックすると拡大表示されます)。

http://nishinojinja.or.jp/photo/180916.htm

(田頭)