１０月１９日付の記事や今月１日付の記事で、「鳥居付神棚プレゼント」という北海道神社庁札幌支部企画・主催の事業について説明をさせて頂きましたが、その「鳥居付神棚プレゼント」当選者への神棚の発送作業が、今日午後６時から、清田区に鎮座するＡ神社社務所の広間に於いて行われました。
今日の発送作業には私を含め７人しか集まらなかったものの、発送個数は多くないので（約４０個）、作業そのものは結構早く終わるかなと予測していたのですが、簡易組立式の神棚であるため発送前に全ての神棚の組み合わせを確認してみた所、神棚本体（お宮）、鳥居、台座（本体と鳥居が載る土台）の全３パーツのうち、木材の乾燥等のためほとんどの神棚で本体と台座が上手く噛み合わず、その修正作業（ヤスリ等で一部を削る）に手間がかかって、当初の予想に反して意外と時間がかかりました。
「まるで刑務所での作業みたいだね」などと冗談を言いながら、ヤスリを手に３〜４人で木工作業を続け（笑）、それ以外の人達は、送り状に宛先や送主を書いたり（全て手書き）、発送方法を急遽変更したため（本体と台座は組み合わせた状態で発送する事にしました）発送用のダンボールを買いに行ったり、神棚を梱包したりするなど、結局一連の作業が終わるまで３時間はかかりました（但し夕食時間も含む）。
作業の後は、広間でそのまま座談会となり（笑）、主に各社のお札や授与品の頒布・授与状況などの情報を交換し合いました。また、私達神職はお正月に他所の神社に行く機会はまずなので（忙しいので行きたくてもいけません）、各社の初詣の状況などを聞かせて頂く事ができたのも、とても勉強・参考になりました。私は、このように神社同士の横の繋がりがあって、頻繁に相互の交流・親睦があり、他社の状況・情報を直に聞いて知る事ができるという点が、実は神社本庁なり神社本教なり単立神社の連合体なり、そういった団体に所属・参加している一番のメリットのような気がします。今後もこういった繋がりは大切にしていきたいです。
（田頭）
