今日は午前１１時から参集殿で、毎年３月恒例の行事である「人形供養祭」が執り行われました。先月１５日から今日まで当社に直接持ち込まれた、もしくは郵送された、無数の人形・ぬいぐるみ類が参集殿の祭壇全面にズラッと並べられ、それらの人形・ぬいぐるみ等の前で、人形供養祭（お焚上に先立つ人形等清祓いの神事）が行われたのです。
今日の供養祭は、『号鼓 → 修祓 → 降神 → 献饌 → 大祓詞奏上 → 斎主祭詞奏上 → 斎主以下祭員玉串拝礼 → 参列者代表玉串拝礼 → 撤饌 → 昇神 → 号鼓』という次第で行われ、様々な人形やぬいぐるみ等を前に私は、宮司や松澤権禰宜と共に厳粛な気持ちで、祭員として御奉仕させて頂きました。参列者の皆さん方と一緒に大祓詞を奏上した後は、祭壇の神籬（神様の宿る依代）に降神された大神様達（埴山姫神・句々能智神・大地主神・少名彦名神・野見宿祢神）に対して斎主（宮司）が、「人形の御霊が神様のお導きにより、天に鎮まっておられる神様の元へと還り、そこで心穏やかに落ち着き鎮まりますように」という内容の祭詞を奏上し、その後は、参列者代表者の方にも玉串拝礼をして戴き、供養祭は３０分程で終了致しました。
今日の人形供養祭の様子や納められた人形等を写した写真は、「西野神社アルバム」の「平成２２年３月 人形供養祭」のページ（下記ＵＲＬ）にも多数アップロードさせて頂きましたので、こちらも是非御覧下さい。
http://f.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/220307%20%E4%BA%BA%E5%BD%A2%E4%BE%9B%E9%A4%8A%E7%A5%AD/?sort=old
なお、平年であれば、３月の人形供養祭の後は４月末まで人形供養は行わず、５月からまた人形供養を再開するのですが、今年は５〜６月にかけて参集殿の増改築工事が行われるため、５〜６月は人形供養を行う事ができず、そのため今年に限って、明日以降、３月と４月も、引き続き参集殿で人形供養を継続させて頂きます。明日以降は、今回のように半月以上に亘って預かってきた大量の人形・ぬいぐるみ等を一度に祭壇に並べて供養の御祈祷をする、という形ではなく、人形が納められる度に随時、御祈祷をさせて頂きます。
（田頭）
