どちらもかなり昔の記事ですが、平成20年4月3日付の記事や平成22年11月10日付の記事では、札幌市中央区伏見の某所(雑木林の中)に立つ、かつて西野神社の遙拝所としての機能を持っていたらしい祠(ほこら)型の石碑を紹介しましたが、私は今日、久々にその石碑を見に行ってきました。
土地の管理者の意向もあって、数十年間、この石碑で神職の奉仕による祭祀等は一切行われていませんが、道路からこの石碑に至るまでの間に生えていたであろう笹は綺麗に刈られており、また、この石碑自体も回りに生えている高い草木によって完全には覆い隠されていない様を見ると、かなり微々たるものかもしれませんが、西野神社の遙拝所としての機能は地元(伏見地区)の一部の人達の信仰心によって今もまだ続いているものと推測されます。
下の写真はいずれも当社の歴代宮司の写真で、この石碑は、下の写真の中で一番右の人物である初代社掌(宮司)の野村氏が、当時兼務社のひとつであった西野神社をここから遙拝するために立てたものと推定されています。