このブログでも今まで何度か触れさせて頂きましたが、明日から一週間、札幌三越１０階の特別会場にて、伊勢神宮式年遷宮広報本部主催、北海道神社庁札幌支部主管により「伊勢神宮展」が開催されます。
今日は午後２時に、私を含む札幌支部管内の神職１５名が三越に程近いＭ吉神社に集合し、数日前からＭ吉神社の社務所に置かせて戴いていた展示品や頒布物の一部を会場へ搬入する作業や、それらを会場に設営する作業などを行いました。
神宮からお借りした御神宝や祭器具、舞楽装束、正宮模型などは既に専門の業者により設営作業を終えており、また、会場の総合案内となる神社本庁コーナーや、伊勢神宮崇敬会コーナーなどは、それぞれ本庁の職員や崇敬会の職員が直接設営を行うため（今日行っていました）、私達は主に、北海道神社庁コーナーと、神宮・遷宮説明パネルコーナーの設営を行わせて頂きました。
会場には宇治橋（五十鈴川に掛けられている檜の橋で、内宮を参拝する際には必ずこの橋を渡ります）の模型も展示されるのですが、模型とはいっても実際に人が歩いて渡れるものであるためかなりの大きさがあり、しかもそれは一体型で分解ができないため業務用のエレベーターにも載せることができず、閉店後に店内の階段を使って運ぶしかなく、そのため、三越の閉店は午後８時なのですが私達は宇治橋の搬入作業を手伝うため閉店後も店内で待機していました。
そして８時半、１階の搬入口に宇治橋を載せたトラックが到着したとの連絡が入り、皆で搬入口まで行き、搬送業者とともに総勢凡そ２０名近くで、宇治橋を１階から１０階まで３０分程かけて運び上げました。宇治橋を会場に設営した後は、宇治橋の前に鳥居も組み立てられ（写真参照）、今日の作業は一通り終了致しました。結局店内には９時半過ぎ頃までいました。
明日は午前８時半から、Ｍ吉神社の宮司が斎主となって三越屋上に鎮座する祠前で伊勢神宮展奉告安全祈願祭が執り行われ、１０時からは、いよいよ神宮展が始まります（３０日まで）。皆様もお誘いあわせの上、是非神宮展にお越し下さい。入場は無料で、同じフロアでは三重県の物産展も開催されます。
ちなみに、第６２回式年遷宮に関連して神宮展が開催されるのは仙台、広島に次いで今回が３回目で、今回の札幌での開催に当たっては仙台や広島での神宮展で蓄積されたノウハウが活かされているのですが、今後他都市で再び神宮展が開催される時は、今度は札幌でのノウハウが活かされることになります。
（田頭）
