西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

先週から手水舎の流水がまた使えるようになりました

当社境内手水舎は、昨年の12月から所謂「冬期仕様」(事実上 利用不可状態)となっていましたが、先月の中旬以降は札幌も気温が上がり、もう管が凍結する心配は無くなったため、1週間程前から手水舎で使う流水(地下水)の元栓を開けており、現在は手水が使用出来るようになっています。参拝の際は是非御利用下さい。

西野神社 手水

 

また、手水舎での流水が使用可能となった事に併せ、手水舎の周囲をグルリと囲んで張っている注連縄も、新しいものに取り替えました。この張り替えも、当社では毎年この時期恒例の作業となっています。

手水舎での注連縄張り

 

「柄杓」(ひしゃく)は、毎回使用時に不特定多数の人達がその柄(え)を触れる事になってしまうため、昨年同様、新型コロナウイルス感染症がある程度収束するまで使用は御遠慮戴く事とし、そのため本来手水に必須の柄杓は、現在手水舎には出しておりません。
下の写真は昨年の夏に撮影されたものですが、現在の手水舎もこのような状態となっていて柄杓は置いておりませんので御了承下さい。

西野神社 手水舎

 

柄杓を使わない場合の手水の作法は、以下のイラストと解説の通りです。柄杓の設置を再開するまで、当面は以下の作法で手水を御利用下さい。宜しくお願い致します。

令和2年4月 西野神社手水舎(感染症対策仕様)

龍の口から流れ出る水を両手で受けながら、その水で両手を洗う
両手で流水を受け、その水で口をすすぎ、すすいだ水は手水ばちの外に静かにはく
両手で流水を受けながら、口をつけた両手を洗う

なお、上記②の「口をすすぐ」については、時節柄、素手ですくった水を直接口に入れる事が気になるという場合、省略されても構いません。その場合は①の「両手を洗う」だけ行って下さい。

 

ちなみに、柄杓を用いた本来の手水の作法は、以下の動画の通りです。新型コロナウイルス感染症が収束して柄杓が使えるようになった際は、この作法で手水を御利用下さい。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

週末で戌の日の昨日は「安産祈願」の御祈祷を受けに来られる方が大変多かったです

そもそも動物は人間に比べると総じてお産が軽い傾向にありますが、動物の中でも特に「犬」は、沢山の赤ちゃんを産む割にお産が軽いため昔から “安産の象徴” とされており、そのため犬にあやかってお産が軽く済むようにという願いから、「戌の日」(十二支の戌に当たる日)を選んで安産祈願の御祈祷を受けに神社に来られる妊婦さんや御夫婦は多いです。
妊娠5ヶ月目に入った最初の戌の日に腹帯(岩田帯)を締めて母子の健康を祈願する、という慣習は、全国的にも広く定着しております。

西野神社 創祀百二十年記念碑

 

昨日(3月27日)はその「戌の日」で、しかも週末(土曜日)でもあった事から、昨日はいつもの戌の日以上に「安産祈願」の御祈祷を受けに来られる方々が多かったです。

安産祈願の幟

 

当社では現在、昨今の社会情勢を鑑みて一回の御祈祷で社殿に昇殿出来るのは4組(4家族)までと制限させて頂いているため、昨日の特に午前中は、時間帯によっては多少お待ち戴く時間が発生するなどしましたが、感染症対策に万全を期しながら粛々と御祈祷を執り行ない、私達神職は大前にて「お子様が無事産まれ、そして出産の後も母子共々健康でありますように」という事を、祝詞奏上という形で心より祈念させて頂きました。

西野神社での御祈祷
西野神社での御祈祷
西野神社神職による御祈祷

 

下の写真は、安産祈願の御祈祷を受けに来られた方々にお渡ししている授与品のセットの一部です(全部ではありません)。安産祈願のおふだ・お守り・絵馬などが含まれています。

安産祈願 御祈祷の授与品の一部

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

冬から春への過渡期に於ける境内の景観と各種美化作業

北国の北海道でも最近は徐々に春の訪れが感じられるようになり、標高が高い場所や日が当たらない場所などの一部を除くと、ここ札幌でも、先週頃から大半の雪が溶けてきています。

当社境内に於いても、気温の上昇及びそれに伴う降雨による雪融けと、宮司が連日自らホイールローダー(タイヤショベル)を運転・操作して境内各所の雪山を崩して均している事などにより、昨年の年末頃から境内全域の地面を覆っていた氷雪は、以下の写真のように今はかなり少なくなっています。

雪融けが進みつつある3月下旬の西野神社境内
雪融けが進みつつある3月下旬の西野神社境内
雪融けが進みつつある3月下旬の西野神社境内
本殿裏の残雪(令和3年3月下旬)

 

以下の写真2枚は、いずれも授与所から見た「西野神社第一駐車場」の全景で、1枚目の写真は2月末頃に、2枚目の写真は3月下旬に撮影されたものです。どちらも同じ場所ですが、比較すれば一目瞭然、現在はここまで雪が融けています。

3月上旬の西野神社境内
雪融けが進んだ3月下旬の西野神社境内

 

境内の氷雪の大半が融けた事に伴い、まだ一部に厚い氷が残っている参道や社務所玄関前などでは、ここ数日、神職一同で氷割りの道具を使って、地面の氷を砕く作業を行っています。

西野神社 境内での氷割り
西野神社 境内での氷割り
平成29年3月 西野神社境内での作業

 

氷雪による参拝者の滑り止め等のため、拝殿向拝授与所前鳥居下階段第二駐車場連絡通路階段の各所に昨年12月から敷いていたゴムマットについても、本日撤去する作業が行なわれました。

平成29年3月 西野神社境内での作業
平成29年3月 西野神社境内での作業
滑り止めマットの撤去作業
滑り止めマットの撤去作業

 

ゴムマットを全て撤去した後は、それらのマットが敷かれていた地面の掃き掃除を行いました。当然の事ながら、マットが敷かれていた数ヶ月間、マットの下は掃除出来ていなかったので、この掃き掃除は特に念入りに行いました。

平成29年3月 西野神社境内での作業
掃き掃除をする巫女

 

以下の写真3枚はいずれも昨年以前に撮影されたものですが、拝殿の向拝下、参道、第一駐車場などで、氷雪が融けた後の石畳を高圧洗浄機で洗浄する作業も、これから行われます。これは、根雪の下でこびり付いていたり蓄積していた泥を、高水圧で吹き飛ばして綺麗にする作業です。

境内を高水圧で洗浄中
境内の地面を高圧洗浄機で洗浄中
境内の地面を高圧洗浄機で洗浄中

 

まだ少し残雪はあるものの、境内は徐々に春の装いになりつつあります。本格的な春の到来が待ち遠しいです!

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

西野神社前バス停「平和1条3丁目」からの、琴似・発寒南方面行バス発車時刻表(令和3年版)

公共交通機関を利用して西野神社へお参りに来られる場合、当社の直ぐ近くには鉄道の駅が無いため、地下鉄JR等、どの鉄道を利用しても、それらの駅からはバスもしくはタクシーに乗り換える必要があります。

時間と体力に相当な余裕がある場合は、駅から当社まで直接歩いて来れない事もありませんが、当社に最も近い駅である地下鉄東西線発寒南駅からでも当社までは約3.5kmの距離があり、しかも駅から神社までは、緩やかとはいえずっと上り坂が続くため、駅から徒歩で西野神社へと来られるのは、あまり現実的な選択肢とはいえません。
実際には、交通機関を利用して当社へ来られる方々の多くは、JR琴似駅、地下鉄琴似駅、地下鉄発寒南駅の3駅の内いずれかの駅から、バスに乗り換えて当社へ来られます。ちなみに、JR琴似駅地下鉄琴似駅は、バス停で1区間分離れており、歩ける距離ではありますが隣接しているわけではありませんので御注意下さい。

ジェイ・アール北海道バス(西野神社前)

 

それらのバスに乗って西野神社へと来られた場合、当社からの復路(帰り)も、タクシーを使う場合を除けば大抵はやはりバスを利用する事になると思いますが、今回の記事では、そのバスの最新時刻表を紹介致します。今月1日に実施されたダイヤ改正で、バスのダイヤにかなりの変更が生じているため、バスを使って当社へ来られる方は、復路の参考として以下の最新時刻表を御参照・御確認下さい。
なお、この時刻表はクリックすると拡大表示されますので、見辛い場合は拡大の上、御覧下さい。

バス時刻表

 

下の図は、西野神社周辺を走るバスの詳細な路線図です。この図もクリックすると拡大表示されますので、是非拡大の上御参照下さい。

西野神社周辺 バス路線図

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

神前結婚式がまた徐々に増えてきました

昨年は、新型コロナウイルス感染症の拡大により全国各地で結婚式の開催が中止もしくは延期される事例が相次ぎ、当社でも、御多分に洩れず結婚式はほとんど開催されない状況になりましたが、今年に入ってからは、まだ件数は多くないものの、少人数での神前結婚式が開催されたり、少人数での神前結婚式の御予約が入るなど、徐々に回復の兆しが見えております。

神前結婚式のイメージ

 

西野神社での神前結婚式の詳細につきましては、以下のページを御覧下さい。結婚式の具体的な次第や、御負担戴く金額等は、こちらのページに記されています。興味や疑問のある方は、当社までお問合せ下さい。
https://nishinojinja.or.jp/wedding/

 

以下は、西野神社での神前結婚式のイメージ写真、もしくは実際の神前結婚式の写真です。当社では概ねこのような形で結婚式を行っております。

神前結婚式のイメージ写真
西野神社 神前結婚式イメージ写真
神前結婚式のイメージ写真(参進)
西野神社 神前結婚式での参進
西野神社での神前結婚式
西野神社儀式殿での神前結婚式
令和元年10月5日の神前結婚式(西野神社)
西野神社での神前結婚式
西野神社での神前結婚式
令和元年10月5日の神前結婚式(西野神社)
西野神社での神前結婚式
西野神社 神前結婚式イメージ写真
結婚式(拝殿前)
神前結婚式 集合写真
神前結婚式 直会
神前結婚式 直会

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

令和三年 人形供養祭

今日は午前11時から当社の参集殿に於いて、毎年3月恒例の行事・神事である「人形供養」が斎行されました。
当社では毎年、ひな祭り(3月3日)の次の日曜日に人形供養祭を斎行しており、今年の場合は本日(3月7日)が当該日となり、先月15日から今日までの間に当社に直接持ち込まれたり郵送されるなどした沢山の人形・ぬいぐるみ等が、参集殿内の正面や左右両側面に舗設された祭壇にズラッと並べられ、それらの人形・ぬいぐるみ等の前で、厳かに人形供養祭が執り行われました。

令和3年 西野神社 人形供養祭 斎場
令和3年 西野神社 人形供養祭 斎場
令和3年 西野神社 人形供養祭 斎場
令和3年 西野神社 人形供養祭 斎場
令和3年 西野神社 人形供養祭 斎場

 

本日の人形供養祭では、祭壇に並べられた全ての人形・ぬいぐるみ達に対して、神職が「持ち主の方々の愛着や慈しみ・その他の様々な思いが籠っている、これらの人形・ぬいぐるみ達に宿っている御霊(みたま)が、神様のお導きにより神様の御許へと還り、そこで心穏やかに落ち着き鎮まりますように」という事を心より御祈念させて頂き、併せて、持ち主の方々が人形・ぬいぐるみ達に対して抱く「今までありがとう」という感謝の気持ちを、祭詞(所謂祝詞)という形で、それらの人形・ぬいぐるみ達にお伝え致しました。

ちなみに、今日執り行われた本年の人形供養祭も、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、所謂「密」となる状態を避ける趣旨から昨年の人形供養祭同様、一般の方々の御参列は御遠慮戴き、「参列者無し、神職のみで斎行」とさせて頂きました。
まさか2年連続でこういった形になるとは、昨年の時点では予想しておりませんでしたが、来年こそは、断言は出来ませんが恐らく、平年の形で斎行出来ると思います。

以下の写真は、いずれも今日の人形供養祭の受付や準備の様子などです。

令和3年 西野神社 人形供養祭 受付
令和3年 西野神社 人形供養祭 受付
令和3年 西野神社 人形供養祭準備
令和3年 西野神社 人形供養祭準備

 

以下の写真は、いずれも今日の人形供養祭の祭典中に撮影されたものです。
例年(一昨年以前)の人形供養祭と違って参列者は一人もいませんでしたが、祭典の内容や厳粛さは例年同様で、本年の人形供養祭も粛々と執り行われました。

令和3年 西野神社 人形供養祭
令和3年 西野神社 人形供養祭
令和3年 西野神社 人形供養祭
令和3年 西野神社 人形供養祭
令和3年 西野神社 人形供養祭

 

今日の人形供養祭の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」の「令和3年3月 人形供養祭」のページ(下記URL)にも多数アップロードしておりますので、宜しければこちらも是非御覧下さい。
https://f.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/R030307%20%E4%BA%BA%E5%BD%A2%E4%BE%9B%E9%A4%8A%E7%A5%AD/?sort=old

 

なお、2~3月期の人形類のお預かりは、今日を以て終了させて頂きます。来月(4月)はお預かりはしておらず、次は、5月1日~7月31日にかけての3ヶ月間、また人形類のお預かりを再開させて頂きます。宜しくお願い致します。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭