西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

今日は朝から夕方までずっと「安産祈願」の御祈祷が続きました

動物は人間に比べるとだいたいお産が軽いですが、それらの中でも特に「犬」は、沢山の赤ちゃんを産む割にはお産がかなり軽いため、昔から “安産の象徴” とされており、そのため犬にあやかってお産が軽く済むようにという願いから、「戌の日」(十二支の戌に当たる日)を選んで安産祈願の御祈祷を受けに神社に来られる御夫婦・御家族は多いです。

妊婦さんが妊娠5か月目に入った最初のその戌の日に、腹帯(岩田帯)を締めて母子の健康を祈願する、という慣習は、全国的にも広く定着しております。
ちなみに、5は縁起が良いとされる数字である事に加え、妊娠5か月目は、一般に胎児が安定する時期であるともされている事に因るようです。

西野神社創祀120年記念碑

 

今日(6月23日)はその「戌の日」で、しかも「日曜日」でもあった事から、いつもの戌の日以上に、安産祈願の御祈祷を受けに神社に来られる方々が大変多かったです。
当社では原則として毎日午前9時から午後4時30分まで、30分おきに御祈祷を行なっているのですが(午後4時30分から始まる御祈祷がその日最後の御祈祷となります)、今日は9時から4時半までの間、社殿では一度も途切れる事なくでずっと安産祈願の御祈祷(それ以外の御祈祷も一部ありましたが)が続き、時間帯によっては儀式殿に於いても社殿と同時に安産祈願の御祈祷を行ないました。

 

以下の写真4枚は、いずれも今日撮られたものではありませんが、当社の社殿内や儀式殿内で最近撮影された、安産祈願の御祈祷のイメージ写真です。
斎主(御祈祷を執行する神職)は大前にて、「お子様が無事産まれ、出産の後も母子共々健康でありますように」という事を、祝詞(のりと)奏上という形で心より祈念致しました。

社殿での御祈祷
西野神社での御祈祷
社殿での御祈祷
儀式殿での御祈祷

 

以下の写真4枚は、いずれも今日の午前中撮影された、当社境内の様子です。
今日は、御祈祷を受けられる方々以外の参拝者も多く、昨日設置したばかりの「茅の輪」をくぐられる方々も大変多かったようです。

令和4年6月26日の西野神社境内
令和4年6月26日の西野神社境内
令和4年6月26日の西野神社境内
令和4年6月26日の西野神社境内

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

「茅の輪」を拝殿向拝に設置しました

当社では、この半年間(1~6月までの今年上半期)に個々人が知らず知らずのうちに犯した様々な罪・穢れを祓い清め、併せて、残り半年間(7~12月までの今年下半期)の無病息災を祈願する「夏越の大祓」という神事を、例年通り6月30日に執り行います。
なお、昨年と一昨年は、新型コロナウイルス感染症の世界的・全国的な著しい拡大傾向を受けて、感染症対策徹底のため残念ながら一般の方々の御参列は御遠慮戴き、当社神職のみで斎行という形を採らせて頂きましたが、本年につきましては、依然として再拡大の懸念はあるものの現状では概ね同感染症が鎮静化しつつある事から、皆様方にも御参列戴ける、本来の形での斎行となります。
当日(大祓式の斎行は6月30日午後3時から)御都合の宜しい方は、ソーシャル・ディスタンスを保った上で、是非御参列下さい。

 

 
 
 
 
 
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年間の恒例式として当社で執り行う「大祓」は、6月末日に行うこの「夏越の大祓」と、12月末日に行う「師走の大祓」がありますが、これら2回のうち夏越の大祓では、上の投稿(インスタグラムでの北海道神社庁札幌支部公式アカウントからの発信)でも解説されている通り、実際に人がくぐる事の出来る「茅の輪」(ちのわ)という大きな輪が用いられます。

茅の輪は、神社によっては、総代さん達が作ったり、氏子青年会の会員さん達が作ったり、神輿会の会員さん達が作ったり、氏子の鳶職の方々が作ったりなどしているそうですが、当社の場合は毎年私達職員(神職)が、境内や氏子区域内にある山裾などで茅(かや)を刈り取り、その茅で大きな輪を作成し、それを拝殿向拝に設置しています。

 



以下の写真2枚は、茅の輪を作成するに当って、茅の輪表面の大半を占める事になる茅を、当社の神職が境内や神社近くの山裾などで刈り取っている様子です。茅の輪に適していると思われる、特に形の良さそうな立派な茅を選びながら、鎌で素早く次々と刈り取っていきました。

平成28年 夏越大祓 茅の輪作成作業
平成28年 夏越大祓 茅の輪作成作業

 

以下の写真3枚は、儀式殿の地下で茅を束ねながら茅の輪を作成している様子(直径約185cmのドーナツ型の輪の芯棒に大量の茅を覆って縛りました)と、完成したその茅の輪を拝殿向拝に取り付けている様子です。

令和4年 西野神社 夏越大祓「茅の輪」作成作業
令和4年 西野神社 夏越大祓「茅の輪」作成作業
令和3年 西野神社 夏越大祓「茅の輪」設置作業

 

以下の写真2枚は、本日のお昼頃に拝殿向拝での取り付け作業を終えた、どなたでもくぐる事が出来る状態となった茅の輪です。
人がくぐる事の出来る大きさの茅の輪を設置する場合、大抵の神社では参道などに設置していますが、当社の場合は、慣例によりここが茅の輪の定位置となっています。

令和4年 西野神社 夏越大祓「茅の輪」
令和4年 西野神社 夏越大祓「茅の輪」

 

茅の輪は、今月末日までここに設置しており(7月1日の朝に撤去します)、設置期間中はどなたでも自由にくぐって戴く事が出来ますので、「茅輪くぐり」御希望の方は、今日から今月30日までの間、各自お参り下さいますようお願い致します。
なお、茅の輪の由来(蘇民将来伝説)については、平成19年6月27日付の記事を御参照下さい。

 

 

茅の輪の直ぐ横には、例年通り、茅の輪のくぐり方を説明した看板も立てています。もし可能であるなら、この看板に記されているとなえ言葉(和歌)を唱えながら茅の輪をくぐって下さい。

令和2年6月 西野神社 夏越大祓(看板)

具体的には、「水無月の 夏越の祓ひ する人は 千歳の命 延ぶといふなり」という和歌(出典は、平安時代勅撰和歌集拾遺和歌集」)を唱えて茅輪を正面からくぐって左へ廻り、再び正面に至り、次に「思ふ事 みなつきねとて 麻の葉を きりにきりても 祓ひつるかな」という和歌(出典は、室町時代一条兼良により記された有職故実書「公事根源」)を唱えて輪をくぐって右へ廻り、再々度正面に至り、最後に「蘇民将来 蘇民将来」と唱えて輪をくぐり左へ廻ります。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

水無月の結婚式

今日は午前9時から、儀式殿にて厳かに神前結婚式が執り行われました。
今月に入ってからも既に当社で結婚式は行われておりますが、伶人(奏楽する所役)も同時に奉仕する結婚式は、今月に入ってからは今日が初めてで、神職・巫女・伶人共に滞り無く粛々と御奉仕執り納めました。
新郎新婦様、御両家の皆様方、本日は誠におめでとうございます!

令和4年6月 西野神社での神前結婚式(参進)
令和4年6月 西野神社での神前結婚式(参進)
令和4年6月 西野神社での神前結婚式(参進)
令和4年6月 西野神社での神前結婚式(儀式殿)
令和4年6月 西野神社での神前結婚式(儀式殿)
令和4年6月 西野神社での神前結婚式(儀式殿)

 

下の動画は、今日の結婚式での、参集殿前から儀式殿への、参進(一同整列しての移動)の様子です。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

西野神社参集殿で「植田莫 山頭火句抄絵 作品展」が開催されます

来月の20日(水曜日)から26日(火曜日)までの7日間、下記の通り、西野神社参集殿のギャラリー(参集殿多目的ホール)にて、当社氏子区域内に工房を構える画家 植田莫さんの作品展「植田莫 山頭火句抄絵 作品展」が開催されます。

 

植田莫 山頭火句抄絵 作品展

 

以下の写真4枚はいずれも、過去の作品展で会場として使われた、参集殿正面や同殿内ギャラリーです。次の作品展「植田莫 山頭火句抄絵 作品展」も、会場のイメージとしては、概ねこのような感じになると思います。

 

西野神社参集殿
令和4年2月 神社ゆかりの作家 作品展(西野神社参集殿)
西野神社参集殿 作品展「其々のかたち」
令和4年2月 神社ゆかりの作家 作品展(西野神社参集殿)

 

作品展の開催期間中(但し時間は午前10時から午後5時まで)はどなたでも見学して戴けますので、興味のある方は是非参集殿へ足をお運び下さい。

ちなみに、当社にとっては、本年2月に開催された作品展「神社ゆかりの作家 作品展」と、同5月に開催された作品展「其々のかたち 4人展」に続く、本年1月の参集殿竣工以来3回目の作品展となります。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

現在の御朱印背景の絵柄は「夏」仕様です

当社では、御朱印の授与は原則として、予め別紙に押印しているものをお渡しするという形で対応させて頂いておりますが、その紙朱印の背景に印刷されている絵柄は四季に応じて4種類あり、現在(6~8月まで)は、紫陽花(アジサイ)の花びら柄の「夏」仕様となっています。

西野神社 社務所での紙朱印への押印
西野神社 社務所窓口での紙朱印授与



ちなみに、「春」仕様は桜の花びら柄、「秋」仕様は紅葉の葉柄、「冬」仕様は雪の結晶柄となっています。初穂料は、後述の「吉祥来復」以外は、どの御朱印も各300円です。

 

 



以下の画像はいずれも、現在社務所玄関窓口にてお授けしている、夏仕様(紫陽花柄)の西野神社御朱印の、全14種の見本です。
なお、以下の画像の1枚目の「西野神社」の4文字、及び以下の全14種全ての「奉拝」の2文字はいずれも印字ですが、御朱印そのものは、例外無く全て神職もしくは巫女が直接押印しております(カラーコピーなどではないため、個体毎に多少のズレがあります)。

 

西野神社紙朱印 夏

 

西野神社紙朱印 夏 十二支(子)

 

西野神社紙朱印 夏 十二支(丑)

 

西野神社紙朱印 夏 十二支(寅)

 

西野神社紙朱印 夏 十二支(卯)

 

西野神社紙朱印 夏 十二支(辰)

 

西野神社紙朱印 夏 十二支(巳)

 

西野神社紙朱印 夏 十二支(午)

 

西野神社紙朱印 夏 十二支(未)

 

西野神社紙朱印 夏 十二支(申)

 

西野神社紙朱印 夏 十二支(酉)

 

西野神社紙朱印 夏 十二支(戌)

 

西野神社紙朱印 夏 十二支(亥)

 

西野神社紙朱印 夏 吉祥来福

一番最後の「吉祥来復」の御朱印は、十二支の御朱印12種を全て揃えた方にのみ授与しており、この御朱印の用紙のみ無料でお授けしております。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

参集殿で美味しいお菓子を販売しております

西野神社参集殿 お菓子の幟

 

今年1月に竣工したばかりの新しい建物「西野神社参集殿」では、毎日お菓子を販売しております。
参集殿は原則(行事がある日などを除く)として、平日は10:00~15:00まで、土日祝日は10:00~16:00まで、参拝者休憩所として開放しており、お菓子はその時間内に、殿内の事務室窓口にてお求め戴く事が出来ます。

令和4年6月現在、ここで販売しているのは、彩蔵(さくら)さんの欧風どら焼き「ちぃーずかすたぁー」と、パティスリーヨシさんのアイスクリーム6種(バニラ・ミルク・抹茶・チョコレート・チョコミント・ピスタチオ)の、全7種です。

ちぃーずかすたぁーと、パティスリーヨシのアイスクリーム

価格は、ちぃーずかすたぁーは240円、アイスクリームはピスタチオのみ450円、ピスタチオ以外のアイスクリームは各400円で、イートイン(参集殿内で食べていかれる)・テイクアウト(お持ち帰りされる)、どちらも可能です。
なお、飲み物については、殿内にある自動販売機でお買い求め下さい。

ちなみに、当社の授与所で頒布しているおふだお守りなどの各種授与品や、社務所で授与している御朱印などは、いずれも宗教行為であるためそれらの初穂料は非課税ですが、参集殿で販売しているこれらのお菓子については収益事業となるため、代金には消費税がかかり、前述の価格はいずれも税込み価格となります。



以下はいずれも、SNSに投稿されている、当社で販売している「ちぃーずかすたぁー」の写真です。ちぃーずかすたぁーは、参集殿が竣工して間もなくから販売しております。

 

 

 
 
 
 
 
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以下はいずれも、SNSに投稿されている、当社で販売しているアイスクリームの写真です。アイスクリームは、本年5月から販売しております。

 

 

 
 
 
 
 
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文責:西野神社権禰宜 田頭