西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

七夕を迎えた西野神社

今日は、七夕(たなばた)です。
七夕は、本来は旧暦(太陰太陽暦)の7月7日ですが、現在の七夕の行事は、新暦太陽暦)の7月7日や、その一月遅れの8月7日(つまり今日)、あるいはその前後の時期などに行われるのが一般的です。

西野神社 拝殿向拝 青竹と短冊

 

例年であれば、七夕の日(本日)は、当社では「七夕まつり」という行事が盛大に行なわれるのですが、感染症対策(所謂「密」を避ける趣旨)のため、残念ながら七夕まつりは昨年に続いて2年連続で開催中止となってしまいました。来年こそは、七夕まつりが再開される事を強く願ってやみません!

なお、七夕の由来や、例年の西野神社七夕まつりの様子については、以下の記事で解説・紹介しておりますので、興味のある方はこちらを御参照下さい。
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2019/08/07/200000

ちなみに、七夕の行事は全国的な傾向として7月と8月のどちらに行なわれているのか(七夕の具体的な時期)については、以下の記事内で詳述しましたので、興味のある方はこちらも御参照下さい。
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/20180808

 

本年は、前述のように七夕まつりは中止になったものの、先月17日付の記事で紹介した通り、七夕の飾り物や短冊(たんざく)を吊るすための「青竹」及び「笹の木」の設置、色紙の短冊(無料)及び木製の短冊(1体200円)の頒布などは、例年通り行なっております。
これらはいずれも七夕までの期間限定なので、本日を以て終了となりますが、多くの方々が御自身の願い事の書かれた短冊を、拝殿向拝の「青竹」や、絵馬掛けの直ぐ前の「笹の木」に吊されております。

西野神社 拝殿向拝 七夕短冊



以下の投稿はいずれも、最近SNSにアップされた、本年の西野神社境内に於ける七夕の景色です。現在の西野神社はこのような感じになっております。

 

 

 

 

 
 
 
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文責:西野神社権禰宜 田頭

本年は12月末日まで毎日「人形供養」の人形をお預かり致します

毎年3月に斎行している合同の「人形供養祭」以外の、個別の「人形供養」については、例年5~7月の3ヶ月間行い、その後、8~9月の2ヶ月間の休止期間を経て、10~11月にかけての2ヶ月間また行う、というのを当社では慣例としており、本年についても既にそのように御案内しておりました。
8~9月の2ヶ月間人形供養を休止するのは、その時期は秋まつりに向けての諸会議・諸作業・各種練習等の多くを、人形供養の斎場となる社務所広間で行うためという事情からです。

しかし本年につきましては、先月26日付の記事で詳述した通り、それらの諸会議・諸作業・各種練習等が全て無くなるため、人形供養は5~12月までの7ヶ月間、継続して行う事と致します。

本年の12月31日までは原則として毎日、平日・土日・祝日に関係なく午前9時から午後4時半までの間、社務所玄関にて人形・ぬいぐるみ等を直接お預かりする他、遠方の方々や昨今の情勢から外出を自粛されている方々にも御対応出来るよう、郵送でのお預かりもお受け致します。なお、直接持って来られる場合でも郵送の場合でも、事前の御予約は不要です。

人形供養
人形供養
人形供養の御祈祷

 

当社に納められた人形・ぬいぐるみ等は、一旦祖霊殿御前の祭壇にお祀りして、当社神職が供養の御祈祷(お祓いをし、祭詞を奏上して人形・ぬいぐるみ等に感謝の思いなどを伝えます)を行った後、燃える材質のものについては境内焼却炉にて忌火(浄火)でお焚き上げをし、燃えない材質のものについては専門のお焚き上げ業者にお焚き上げを委託致します。

なお、令和元年10月1日付の記事の中で述べた事情(人形供養の御祈祷を執り行う場所が、神前結婚式親族控室など別の用途で使われる事が多くなりました)に加えて、密閉・密集・密接を避けてクラスター発生のリスクを抑えるため、供養の御祈祷に立ち会う事は御遠慮して戴いております。御了承下さい。

人形供養の御祈祷

 

人形供養の初穂料について】
初穂料はあくまでも「お気持ち」として納めて戴くものなので、厳密に金額を設定しているわけではありませんが、一応の目安として、「人形・ぬいぐるみ等の数や大きさに関係なく、45リットルのビニール袋1袋に収まる程度の量で3千円」を基準に納めて戴いております(人形が1体だけでも、あるいは何十体であっても、1袋に収まる量であれば3千円、という基準です)。
そして、45リットルのビニール袋2袋分以上の場合は、1袋分増える毎に2千円ずつ加算させて頂いております。
ちなみに、「45リットルのビニール袋1袋分で3千円」「1袋分増える毎に2千円ずつ加算」というのは、あくまでも、45リットルのビニール袋に「もし」入れたとしたらという仮定の話、換算の目安であり、人形・ぬいぐるみ等を必ず45リットルのビニール袋に入れてこなければいけないというわけではありません。実際には、紙袋、段ボール箱など、どういったものに入れて持って来られても大丈夫です。

 

人形供養で神社にお納め出来るもの】
人形やぬいぐるみ、それに類する物全般をお受け致します。
人形であれば、ひな人形五月人形市松人形博多人形フランス人形民芸品の人形こけし女児用玩具の人形アニメキャラやゲームキャラのフィギュア等、どのようなものでもお預かりしており、大きさ、数量、材質は問いません。
ダルマお面羽子板や、人形の絵が描かれた掛け軸なども、「人形に類するもの」としてお預かり致します。
また、本来「人形に類するもの」とは言えないのですが、動物の剥製についても、慣例によりお預かりしております。
但し、仏像はお預かりしておりませんので、御了承下さい。仏像を納めたい方は、近隣のお寺さん、もしくはお焚き上げ業者さんに御相談下さい。

 

【なるべくなら御自分で処分されたほうが良いもの】
接着剤や金具等で直接人形に固定されている道具や、人形が手に持っていたり背負っていたり被っていたりする小道具などは、その人形と一緒に神社に納めて戴いて構いませんが、その他の道具、例えば、人形が入っていたガラスケースや、段飾りの段、ひな人形などの屏風、人形を梱包している箱などは、場合によってはお預かり出来ない事もあります。
一般に、段飾りのひな人形のセットなどには、人形以外にも豊富な数の道具類が付属しておりますが、そういった道具類は、御家庭で通常に処分されても差し支えありません(気になるようであれば、塩をかけてお清めするなどした上で御処分下さい)。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

境内で咲き誇る紫陽花と槐の花々

現在、西野神社境内の各所で、紫陽花アジサイ)が満開を迎えております。
これらの紫陽花は、手水舎の「花手水」に飾られている花々や、拝殿向拝の青竹に吊された沢山の七夕の短冊などと共に、所謂「夏らしい絵」として大変 “インスタ映え” するようで、連日多くの方々が写真を撮っておられます。

令和3年7月 掲載の紫陽花
令和3年7月 掲載の紫陽花
令和3年7月 掲載の紫陽花
令和3年7月 掲載の紫陽花
令和3年7月 掲載の紫陽花
令和3年7月 掲載の紫陽花

 

また、現在西野神社では、参拝者の方々がよく幹を撫でていかれる槐(エンジュ)の木でも、花が咲いております。
槐の木は、その語呂から古来より縁就(縁結び)や延寿(長寿)に御利益があると言い伝えられている木でもあります。

令和3年7月 エンジュの花
令和3年7月 エンジュの花

槐の枝に咲く花は、意識して探さないと開花には気付かないくらい小さくて目立たないものですが、槐の花や蕾にはルチンが多く含有されている事から、その蕾を乾燥させたものは、槐花(かいか)という、止血作用がある生薬としても使われているそうです。

 

西野神社で頒布しているお守りのなかには、槐をモチーフとしたものは今のところありませんが、下の写真のように紫陽花をモチーフとしたお守りはあります。興味のある方は、これらのお守りも是非お受け下さい(どちらも1体600円でお頒ちしております)。

あじさいのお守り

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

令和三年 西野神社 秋まつりについて

昨日午前10時から当社の社務所広間にて、西野神社総代会と、西野神社各崇敬会(萬燈保存会神力會敬神婦人会氏子青年会皐月会)の計5団体による合同会議が開かれ、本年9月の18・19両日に執り行われる「西野神社秋まつり例大祭)」について話し合われました。

秋まつりの境内風景

 

新型コロナウイルス感染症の感染拡大は依然として収束には至っておらず、むしろ、従来のウイルスよりも感染力の強い変異株の感染が全国的に急増しており、私達は日々の生活に於いて、引き続き厳重な警戒や注意が必要な状況となっています。

こういった厳しい状況下で、当社にとって年間で最大の行事である「秋まつり」を、本年はどのように開催するか、そもそも開催出来るのか、慎重に検討を続けてまいりましたが、昨日の合同会議で、今年の秋まつりをどのようにするか、当社の方針が正式に決定致しました。
秋まつりが開催される本年の9月中旬、国内・道内・市内がどのような状況になっているのかまだ見通せない事等も考慮して、誠に遺憾ながら昨年同様、本年の秋まつりでの神輿渡御(みこしとぎょ)、奉納行事、催し物、露店の出店などは、いずれも中止させて戴く事と致しました。
秋まつりを楽しみにされていた方々には大変心苦しい限りですが、氏子・崇敬者・関係各位の皆様方の健康と安全を第一に考慮した結果の決定ですので、諸事情お酌み取り戴き御賢察下さいますようお願い申し上げます。

 

但し、昨年の秋まつりでは中止となりました奉納提灯(ほうのうちょうちん)の献灯につきましては、今年の秋まつりでは例年通り行う事とし、秋まつり期間中、約120張の提灯が境内を煌々と照らし、些少ながらもお祭りの雰囲気を盛り上げる事となります。
以下の写真2枚は、一昨年の秋まつりでの奉納提灯献灯の様子です。

西野神社 奉納提灯
西野神社 奉納提灯

 

また、秋まつり1日目夕刻の宵宮祭と、2日目朝の例祭につきましては、当社関係者のみの参列となりますが厳粛に斎行致します。秋まつりに於ける行事の大半は2年続けて中止となりますが、お祭りで一番大切な神事だけは、例年通り大前にて粛々と執り行い、秋まつりそのものが完全に中止となるわけではない事も御理解・御承知戴ければ幸いです。
以下の写真2枚は、昨年の秋まつりでの宵宮祭と例祭の様子です。

令和2年9月 西野神社 宵宮祭
令和2年9月 西野神社 例祭



昨日の合同会議で当社として正式に決定した、本年の秋まつりに関する事項 及び 今日までに決まった関連の各種事柄は、具体的には以下の①~⑦の通りです。

 

① 中止となる行事

西野神社秋まつりは、敬老の日の前の土曜・日曜に開催する」という慣例に則って、本年の秋まつりは9月18・19両日に開催されますが、例年秋まつりで行われている各種の神事・行事・催し物等のうち、以下については、本年は中止とさせて頂きます。

【1日目】 福井ばやし奉納中学生新人相撲選手権大会ジャズフェスティバル遷霊祭本殿から御神輿への御霊遷し)、演芸(歌謡ショー)、露店の出店

【2日目】 神輿渡御(本神輿担ぎ神輿子供神輿)とその供奉行列、神輿渡御に合せて各町内で斎行する駐御祭野点(お茶会)野菜・果物販売泣き相撲子供相撲大会古武術演武奉納還御(御神輿から本殿への御霊遷し)、還御祭、演芸(歌謡ショー)、餅まき、露店の出店

 

② 募集を中止する事項

前項①で述べた各行事の中止と連動して、例年秋まつり前に御案内している秋まつり関係の各種募集も、本年は全て中止致します。具体的には、以下の募集を中止させて頂きます。
泣き相撲参加者募集、子供相撲大会参加者募集、子供宮神輿渡御参加者募集、お稚児さん参加者募集

 

③ 宵宮祭と例祭について

中祭の「宵宮祭」は9月18日の午後5時から、大祭の「例祭」は翌19日の午前10時から、それぞれ執り行います。
例年、例祭は、午前9時に行われる御神輿の発輿(宮出し)に間に合わせるため午前7時50分から斎行しておりますが、本年は神輿渡御が行われないため、斎行時間が一昨年以前とは変更となります(昨年の変更時間と同じです)。

 

④ 奉納提灯の献灯及び維持費について

昨年の秋まつりでは、奉納提灯の献灯は中止となりましたが、今年の秋まつりでは、奉納提灯の献灯が復活致します。
そのため、昨年度につきましては規定の2回のうち「年末年始」の1回しか掲げられなかった事から、提灯を奉納されている方々に御負担戴いている年間維持費は例年の金額(3,000円)の半額(1,500円)とさせて頂きましたが、今年度につきましては、例年通りの金額(3,000円)とさせて頂きます。

 

⑤ 秋まつり当日の社務について

9月18・19両日共、御祈祷の受付・執行や、御朱印の頒布は、平常通り午前9時から午後4時半までとします。
但し、19日の午前9時半から午前10時45分頃までの間は、例祭の準備・斎行のため、御祈祷は行ないません。

秋まつり当日は例年、授与所の窓口は午後8時まで開けておりますが、本年につきましては授与所窓口を開ける時間は平常通りとし、両日共、午前9時から午後5時までの間、お札・お守り・縁起物等の授与を行ないます。

 

⑥ 御寄付について

毎年8月中旬から9月上旬にかけて、当社の総代や、総代から委託を受けた協力員の方々が、当社氏子区域内の各所をお伺いして秋まつりの御寄付を募っておりますが、本年は、昨年に引き続き秋まつりの大半の行事が中止となる事から(但し前述のように奉納提灯の献灯は行います)、昨年同様、秋まつりへの御奉賛のお願いは控えさせて頂きます。
それに伴い、例年秋まつりに御奉賛して頂いた方々にお頒ちしている神札「西野神社神幸神憑之符」も、今年は頒布致しません。

 

⑦ 秋まつりの関連行事や関連事項について

秋まつり前に行なわれる、秋まつりに向けての諸会議、諸作業、各種練習(萬燈保存会によるお囃子の練習、子供宮神輿参加者達による御神輿の担ぎ方の練習など)も当然中止となります。

例年、秋まつり1週間前の日曜日に、西野神社神力會の会員さん達や有志の方々を対象として行なっている「禊祓行事」も、2年連続となりますがやはり開催を中止致します。

毎年、8月1日頃に発行している全8ページの社報「かんながら」は、その内容の大半が秋まつりに関するお知らせを占めるため、これについてもやはり本年は発行を中止致します。そのため、例年「かんながら」に掲載をお願いしている広告の掲載(御協賛)も、中止となります。

舞台仕様にした儀式殿



皆様方にはいろいろと御不便をおかけする事となってしまい、また、昨年に続いて本年も中止する行事が多くてがっかりさせる事にもなってしまい大変恐縮ですが、こういった御時世でもありますので、御理解の程どうか宜しくお願い申し上げます。

ちなみに、以下の記事7本は、いずれも一昨年(令和元年)の9月頃にこのブログにアップした、一昨年の「西野神社 秋まつり」についての記事です。本来であれば、本年の秋まつりもこれらの記事で述べられている内容とほぼ同様の内容になるはずでした。来年(令和4年)の秋まつりこそは、これらの記事で述べられているような盛大な形で行なわれる事を、強く願ってやみません。

▼ 「令和元年 西野神社 秋まつりの御案内」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2019/09/01/000000

▼ 「今日から西野神社秋まつりです!」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2019/09/14/063000

▼ 「今日は神輿渡御が行われます!」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2019/09/15/044325

▼ 「令和の御代初めてとなる西野神社秋まつり(その1)」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2019/09/26/000000

▼ 「令和の御代初めてとなる西野神社秋まつり(その2)」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2019/09/28/000000

▼ 「令和の御代初めてとなる西野神社秋まつり(その3)」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2019/09/30/000000

▼ 「令和の御代初めてとなる西野神社秋まつり(番外編)」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2019/10/04/000000

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

第21回 良縁祈願祭

良縁祈願祭

 

我が国では、生涯未婚率(50歳の男女で一度も結婚経験がない人の割合を計算した統計上の指標の事で、一生涯独身である可能性が高いとされる人の割合)が毎年ぐんぐんと上昇し続けており、以前からよく言われている事ではありますが特に近年は、非婚化や晩婚化の傾向が益々顕著になってきており、それに伴い日本の少子化問題も更に深刻化しつつあります。

こういった昨今の情勢を踏まえて、異性との良縁・結婚を望みながらも種々の事情によりその願いを達成されていない方々の真摯な思いを西野神社の神様にお取り次ぎし一件でも多くの交際・成婚の事例を増やすべく、今日は午後3時から、平成26年4月に斎行の第1回から数えて通算21回目、令和3年になってからは2回目となる「良縁祈願祭」を、新型コロナウイルス感染症対策を十分に施した上で当社の儀式殿にて斎行致しました。

令和元年10月 西野神社良縁祈願祭

 

本日の良縁祈願祭では、斎主と祭員の二人が、良縁を御祈念される参列者皆様方の真剣な思いを “なかとりもち” として神様にお伝えし、只管真心を籠めて厳粛に御奉仕させて頂きました。
上の儀式殿の写真は、前々回の良縁祈願祭の時に撮られたものですが、以下の写真3枚は、いずれも本日の良縁祈願祭で撮られたものです。今回の良縁祈願祭は、このような感じで粛々と執り行われました。

令和3年7月 西野神社 良縁祈願祭
令和3年7月 西野神社 良縁祈願祭
令和3年7月 西野神社 良縁祈願祭

 

今日もしくは以前の良縁祈願祭に参列して下さった紳士淑女の皆様方が、神様のお導きにより素晴らしき御縁に恵まれまして御成婚されます事を、そしてその先も、末永く幸せな御家庭を築かれます事を、私達西野神社神職一同、心より御祈念申し上げます。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

令和3年夏の西野神社花手水

昨年の夏、手水舎手水鉢の水面に沢山の紫陽花(アジサイ)を浮かべて飾り付け、多くの皆様方から大変御好評を戴いた所謂「花手水」を、今夏も実施する事となり、先週から始めました。
そのため現在当社の手水は、以下の写真のように紫陽花の花々が彩られ、鮮やかで実に綺麗な様となっております。

ちなみに、厳密にいうと神道用語で言う「花手水」とは、これとは異なるものなのですが、今回の記事に於いては、一般的な解釈に従って、お花を手水鉢の水面に生けているこの状態を「花手水」と呼称しています。

西野神社 花手水(令和3年7月)
西野神社 花手水(令和3年7月)

 

このような形の「花手水」は、新型コロナウィルス感染症予防のためお参り前の手・口のお清めは控えるよう御案内する社寺が増えた事から、「せめてお花の美しさに、参拝者の心が洗われますように」「気持ちも落ち込み気味になるこの御時世、せめて水に浮かぶ花々から涼しさや明るさを感じて貰えますように」などの趣旨から、昨年以降一気に全国的に広まりました。

そのため、花手水を実施している社寺によっては手水の流水は完全に止めている所もあるようですが、当社では、花手水実施期間中も、流水での手及び口のお清めは可能となっております。
但し、本来手水に必須の柄杓(ひしゃく)は、どうしても不特定多数の人達がその柄(え)を触れる事になってしまうため、感染症対策の観点から現在は手水舎から撤去しております。

西野神社手水舎 柄杓撤去のお知らせ
令和2年4月 西野神社手水舎(感染症対策仕様)
西野神社 花手水(令和3年7月)

 

前述のように現在は柄杓を置いていないため、当社の手水を使う場合、当面の間は以下の作法で御利用下さい。宜しくお願い致します。

① 龍の口から流れ出る水を両手で受けながら、その水で両手を洗う
② 両手で流水を受け、その水で口をすすぎ、すすいだ水は手水ばちの外に静かにはく
③ 両手で流水を受けながら、口をつけた両手を洗う

なお、上記②の「口をすすぐ」については、時節柄、素手ですくった水を直接口に入れる事が気になるという場合、省略されても構いません。その場合は①の「両手を洗う」だけ行って下さい。

 

 

当社の花手水は、有難い事に昨年同様 本年も皆様方から御好評を戴いており、ここ数日、インスタグラムなどのSNSに、参拝者が撮られた当社の花手水の写真が沢山アップされております。以下に、それらの投稿の一部を紹介致します。

 

 

 

 

 

 
 
 
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文責:西野神社権禰宜 田頭