西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

年末近くの西野神社 雪景色

今月13日付の記事にアップした当社境内の写真には雪はまだ全く写っておりませんでしたが、その後、札幌にも雪が降り、現在の当社境内は一面が雪景色となっております。平年より少し遅れて、札幌も漸く根雪(春先まで融けない長期積雪)となりました。

以下の写真はいずれも本日の朝撮影した、今日の当社境内の様子です。厳冬期に向かって、これから積雪はどんどん多くなっていきます。
当社へお参りの際は、皆様方も是非暖かい格好をしてお越し下さい。

令和2年12月19日の西野神社境内
令和2年12月19日の西野神社境内
令和2年12月19日の西野神社境内
令和2年12月19日の西野神社境内
令和2年末の西野神社 社務所玄関
令和2年12月19日の西野神社境内
令和2年末の西野神社 手水舎
令和2年12月19日の西野神社境内

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

西野神社の社殿

本年6月7日付の記事では「儀式殿(ぎしきでん)」、本年6月4日付の記事では「神輿殿(みこしでん)」という殿舎をそれぞれ詳しく紹介しましたが、西野神社御祭神への信仰の最大の中心地である「御社殿(ごしゃでん)」については、社殿変遷の歴史について触れた平成20年7月13日付の記事などを除くと、このブログでは今まで特に詳しくは解説しておりませんでした。
そのため、今更ではありますが、今回の記事では西野神社の社殿(前出のように、より丁寧な言い方は「御社殿」ですが、以下「社殿」と略します)について、写真と共に改めて解説させて頂きます。

西野神社の拝殿正面(やや上方から)
西野神社の社殿側面
西野神社の社殿側面(積雪期)

 

まず「社殿」という言葉の意味・範囲についてですが、これは各神社によって異なりますが当社の場合は、「本殿(ほんでん)」「幣殿(へいでん)」「拝殿(はいでん)」という、連なって建っている三殿の総称として用いております。
西野神社の御祭神三柱(豊玉姫命様、鵜草葺不合命様、譽田別命様)がその内部に鎮座されている最も神聖な殿舎が「本殿」、その本殿の手前に位置し神職祝詞を奏上したり幣帛(へいはく)を捧げたり神職もしくは巫女祭祀舞を奉納したりなどする殿舎が「幣殿」、その幣殿の手前に位置し祭典の参列者御祈祷を受けられる方などが胡床(こしょう)という座具に座ったり玉串拝礼をしたりなどする殿舎が「拝殿」です。

これらの三殿は、北海道以外の地域では外から一目見ただけで明らかに別々に建っていると判別出来る構造になっている事が多いですが、北海道の場合は、主に冬期の積雪対策の理由などから、ほぼ一体化して連なって建っていて、外観上は各殿舎が判別しにくくなっている事が少なくありません。
当社の場合もそのような構造になっており、社殿は正面から見ると、手前に建つ拝殿が見えるだけで、その奥に建つ幣殿や本殿は原則としてほぼ見えず、側面から見ると、各殿舎の屋根の高さと、屋根の傾斜の向きなどから三殿の違いが分る程度となっています。

西野神社 社殿の航空写真

 

下の写真は、東西に縦一列に並んで建つ当社の社殿を、側面(南側)から撮った写真で、この写真の中に、具体的にどこがそれぞれの殿舎(本殿・幣殿・拝殿)に当るのかを矢印で記してみました。とりあえず屋根を見れば、その違いが分るようになっています。
ちなみに、幣殿の直ぐ横(この写真では左端)に位置する、外側に窓口のある殿舎は「授与所」です。

西野神社の社殿側面(位置関係説明)

なお、拝殿正面の最も手前(上の写真では右端)にあって、前方に屋根がせり出している部分(平時には天井から鈴緒が垂れていて、床にはお賽銭箱が置かれている、一般参拝者のための拝礼所)は、「拝殿向拝」(はいでんこうはい)と称します。
向拝はあくまでも拝殿の一部ですが、屋外となるため(そのためここでは24時間どなたでも土足のまま拝礼出来ます)、より神様に近くて神聖な拝殿内とは区別されています。

 

以下の写真はいずれも、当社の「拝殿」を前方から撮影した写真です。
厳密には、前述のように拝殿と本殿は明確に区別されるのですが、一般には、この拝殿を含めた西野神社の社殿全体を「本殿」と称する方が多いです。

西野神社の拝殿正面(遠景)
西野神社の拝殿正面(遠景)
西野神社の拝殿正面(奉納提灯)
西野神社の拝殿正面(七五三看板)
西野神社の拝殿正面(ライトアップ)
西野神社の拝殿(冬期)

 

以下の写真は、いずれも「拝殿向拝」です。ちなみに、現在(令和2年12月現在)は疫病対策のため、向拝の鈴緒は撤去しております。

西野神社の拝殿向拝(やや上方から)
西野神社の拝殿向拝(鈴緒3本)
西野神社の拝殿向拝(茅の輪)

 

以下の写真は、いずれも「拝殿」の内部です。御祈祷を受けられる方々は、社務所から繋がっている連絡通路(渡り廊下)を経て、こちらの殿内に昇殿して戴きます。
ちなみに、現在(令和2年12月現在)は疫病対策のため、胡床はこれらの写真のように直接隣接はさせておらず、それぞれ一定の間隔を保った状態で配置しています。

西野神社の拝殿内(全景)
西野神社の拝殿内(本殿側から)
西野神社の拝殿内(本殿側から)
西野神社の拝殿内(側面内壁の木彫)

 

下の写真は、拝殿内から見た「幣帛」と「本殿」、それぞれの正面です。
この写真では、中央の手前側と奥側にそれぞれ階段(神社では単に「階」と記して「きざはし」と読みます)がありますが、具体的には、手前の階段より更に手前側が「拝殿」、手前の階段と奥の階段との間が「幣殿」、奥の階段より更に奥が「本殿」となります。外側から見た各殿舎(本殿・幣殿・拝殿)の屋根の高さや向きの違いも、これら階の位置とそれぞれ対応しています。

西野神社の幣殿内(全景)

 

以下の写真はいずれも、正面もしくは斜め前方から見た「幣殿」と「本殿」です。
拝殿までは一般の方々も昇殿出来ますが(但し、祭典の参列者や来賓、御祈祷を受けられる方などにほぼ限られるため、誰でもというわけではありません)、幣殿には、原則として神職・巫女・伶人など、祭典・神事の奉仕者しか昇殿出来ません。

西野神社の幣殿内(正面)
西野神社の幣殿内と本殿御扉(斜め手前から)
西野神社の幣殿内と本殿御扉(斜め手前から)

幣殿の床に敷かれている(ひざつき)という敷物には、祝詞を奏上する際や玉串を奉りて拝礼する際に斎主が座ります。というか、原則として斎主以外はここには座りません。

 

下の写真は、本殿の御扉(みとびら)と、本殿の大床(おおゆか)です。
神様はこの御扉の奥に鎮まっておられ、本殿内(この御扉を開扉した先)は、更に前後二つの部屋に分かれていて、前室に当る手前側を「外陣」(げじん)、外陣の奥にある御扉を開けた更にその先、本殿内で一番奥の部屋を「内陣」(ないじん)といいます。

西野神社の本殿御扉

大祭や中祭で神饌伝供(でんく)する際などには、私達職員の神職権禰宜達)も外陣までは入る事がありますが、神様が鎮まっておられる、本殿内でも最も神聖な内陣へは、宮司(一社の長である神職)以外は原則としては何人も立ち入る事はありません。

 

下の写真は、側面(北側)から見た「幣殿」と「本殿」の外観です。本殿の屋根の前半分が、幣殿の屋根の上に重なっている構造が視認出来ます。
但し、この写真を撮影した場所は非公開区域(当社関係者以外は立ち入り禁止の区域)であるため、申し訳ありませんが一般の方はこの光景を直接見る事は出来ません。

西野神社の本殿と幣殿(側面 外観)

 

ところで、神社の社殿を本殿・幣殿・拝殿と三殿に区別するのは、あくまでも当社に於ける事例であり、これは全国共通の事例ではありません。
そもそも規模の小さな神社や小祠などでは、本殿一殿しかないのが普通ですし、ある一定以上の規模の神社では、大抵 本殿と拝殿の二殿がありますが、その二殿の間に建つ殿舎は当社のように「幣殿」と称するとは限らず、「祝詞殿」や「舞殿」など別の呼称で呼ばれたり、それら複数の殿舎が同時に隣接して建っている事もあり、また、拝殿の直ぐ前もしくは直ぐ隣に「祈祷殿」や「神楽殿」などが建っている神社も少なくはありません。

広大な境内地を有し何十人もの常勤神職を抱える大規模な神社であっても、日本人全員の総氏神様であり全国の神社が本宗として仰ぐ神宮三重県伊勢市)や、三大八幡のひとつとされる石清水八幡宮京都府八幡市)のように、本殿はあっても拝殿が無かったり、逆に、日本最古の神社のひとつとされ三輪山を神体山とする大神神社奈良県桜井市)や、昔の石上神宮奈良県天理市)のように、拝殿はあっても本殿がない、などの例外的な事例もあります。
ちなみに石上神宮は、神武朝より皇室(大王家)に仕えた古代の有力豪族 物部氏氏神様で、大和朝廷の武器庫でもあったお宮であり、かつては本殿が無い神社として知られていましたが、大正2年に拝殿後方の禁足地に本殿が造営され、現在は他の大多数の神社同様、本殿のあるお宮となっています。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

年末恒例の「煤払い」が行われました

今日は午前10時半から、当社の神輿会「西野神社神力會」の会員さん達の御奉仕により、12月恒例行事の「煤払い」(すすはらい)が行われました。

煤払いとは、新年を清々しい気持ちで迎えるため煤や埃を払って清める、所謂 “年末の大掃除” の事で、建物の内外を掃いたり拭いたりして綺麗にするのですが、単なる大掃除というわけではなく、一年間の厄を祓い落として歳神様(としがみさま)というお正月の神様をお迎えするための宗教的な習慣・行事でもあります。
江戸時代はこの日(12月13日)に煤払いを行うのが一般的で、当時は熱源として薪を焚いていたため家中に煤が付き、そのため、神様は穢れを嫌う事から歳神様をお迎えするために普段は行なわない天井の煤まで掃除をする必要があり、笹の束や羽根などを先端に取り付けた特製の煤竹で煤払いが行われていました。

すす払い

現在、年末に一般の家庭で行われている大掃除は、新年を迎えるに当たっていつもよりは丁寧に掃除をする、という程度の軽い意味合いで行われているのが実態で、宗教的な意味合いはほとんど失われており、日にちについても特に明確に定められる事なく12月上旬から中旬頃にかけて行われていますが、かつての煤払いはお正月の準備にとりかかる節目の日(正月事始め)とされていて、その日から物忌み(神事を執行するために一定期間心身を清浄にし、宗教的タブーを犯さぬようにする事)が始まっていました。

 

今日当社で行われた煤払いでは、神力會の会員さん達によって拝殿向拝の梁や軒下に溜まった一年分の塵や埃が払い落され、更に、拝殿参集殿社務所などの窓ガラスも全てピカピカに磨かれ、台所トイレもいつも以上に丁寧に清掃されるなど、境内全域で大掛かりな掃除が行われました。

西野神社 煤払い(令和2年12月)
西野神社 煤払い(平成30年12月)
西野神社 煤払い(令和2年12月)
西野神社 煤払い(令和2年12月)
西野神社 煤払い(令和2年12月)
西野神社 煤払い(令和2年12月)

 

例年は煤払いの後、参集殿に於いて、昼食を兼ねて神力會の忘年会が開かれているのですが、昨今の厳しい社会情勢(コロナ禍)を鑑みて、本年の忘年会は開催中止となりました。
本年は新型コロナウイルスに明け、新型コロナウイルスに暮れようとする、誰にとっても実に大変な年となりましたが、神力會の皆様方、今年一年間、本当にお疲れ様でした!

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

お正月に向けての諸準備を着々と進めております

9月25日付の記事では、神社では既にお正月に向けての諸準備が始まっています、という事を報告致しましたが、あれから2ヶ月以上が経ち、お正月までもう一ヶ月を切っている現在、当然の事ながら年末年始に向けての諸準備は更に本格化しております。

十二支の鏑矢

 

以下の写真には、昨年以前の年末に撮影されたものも含まれておりますが(これらの写真の多くで、神職や巫女がマスクを付けていないのはそのためです)、これらの写真は、お正月に向けての諸々の準備・作業等の様子を写したものです。現在、当社ではこのような感じで、着々と準備を進めております。
ちなみに、疫病対策のため本年は、神職や巫女は常時マスクを付けてこれらの作業を行なっております。御安心下さい。

NHK「ほくほくテレビ」生中継
年末年始の準備風景
お正月に向けての準備作業(新年祈祷授与品の奉製)
年末の諸々作業風景
紙垂折り作業
封筒ラベル貼り作業
年末年始の準備風景
年末年始の準備風景
年末年始の準備風景
ホイールローダーを使っての鉄板吊り下げ運搬
薪割り機
年末の諸々作業風景

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

令和2年 師走の大祓の御案内

当社では毎年、6月(夏越)末日と、12月(師走)末日の年2回、「大祓」(おおはらい)という神事を斎行しています。
「大祓」とは、氏子・崇敬者の皆様方が、日々の生活に於いて知らず知らずのうちに起こしたり犯したりしてしまった様々な過ち・罪・穢れを、人間の形を模った「人形(ひとがた)」という紙製の形代(かたしろ)に移して祓い清め、併せて、普段運転したり乗ったりしている車に今後降りかかってしまうかもしれない災難を車の形をした形代に移して交通安全も願う祓い清めの神事で、今年の師走の大祓も例年通り、12月31日(大晦日)の午後3時から斎行致します。

但し本年の「師走大祓式」は、半年前の本年6月に行なった「夏越大祓式」同様、疫病対策の観点から所謂「密」となる状態を避けるため、神職のみにて執り行います。恐れ入りますが皆様方の御参列は御遠慮下さますよう、御協力お願い致します
以下の写真3枚は、本年の夏越大祓式で撮影された大祓式の様子です。今回の大祓式もこのような形で、神職のみで粛々と執り行う事になります。

令和2年6月 西野神社 大祓式
令和2年6月 西野神社 大祓式
令和2年6月 西野神社 大祓式


以下の写真3枚は、大勢の方々が参列された、昨年大晦日の師走大祓式の様子です。コロナ禍でなければ本年もこのような形で儀式殿にて執り行われるはずでした。来年の師走大祓式は、このように皆様方と共に斎行出来ます事を願って已みません。

令和元年12月 西野神社 師走大祓式
令和元年12月 西野神社 師走大祓式
令和元年12月 西野神社 師走大祓式

 

前述の形代(人の形をしたお札と、車の形をしたお札)は、拝殿向拝に設置している、賽銭箱のすぐ隣に置いてある平たい木箱の中に入っておりますので、必要に応じて御自由にお取り下さい。社務所玄関内の窓口でも頒布しております。

人形(ひとがた)には、人形一体毎にお一人のお名前と年齢(もしくは生年月日)を、車の形代には車のナンバーをそれぞれ記入して、当社にお納め下さい。書き方の一例として、形代の実物の写真を以下に貼付します。

大祓の人形(ひとがた)と車の形代

 

人形(ひとがた)の記入を終えたら、その人形で御自分(人形に記されている名前の方)の身体を、上から順(頭・額・胸・腹・両手・両足の順)に撫で清め、更に、御自分の罪穢れが人形に乗り移るように祈念を込めながら、その人形に息を3度吹きかけます。もし体に不調な箇所がある場合は、特にその箇所を重点的に、人形で撫で清めます。
以下にその所作(これはあくまでも一例であり、必ずこの通りにしなければならない、というわけではありません)を収録した動画を貼付致しますので、この動画も参考にして下さい。

 

使用した形代(記入し、撫で清め、息を吹きかけたもの)は、必ず師走の大祓当日(12月31日)の午前中までに、当社にお納め下さいますようお願い致します。拝殿向拝に設置している賽銭箱のすぐ隣に置いてある専用の木箱(下の写真の木箱です)にお納めになるか、もしくは、社務所授与所等の窓口で直接当社の神職か巫女にお渡し下さい。
その際、形代の紙袋に、形代と共に初穂料(あくまでも “お気持ち” なので金額は決まっておりません)もお入れ下さいますよう、お願い致します。

大祓人形 収納箱

当社に形代を納められた方には、来年1日4日以降に当社から、授与品を発送させて頂きます。
但し、形代を入れる封筒の裏の住所欄が空欄(住所が書かれていない)だったり、記入されていても住所の枝番が省略されていたり、文字が達筆過ぎで住所の判読が困難な場合などは、授与品を発送出来なかったり、発送したとしても宛名不明で神社に返送されてしまいますので、もし形代を神社に納めたのに1月の2週目後半以降になっても授与品がお手元に届かないという場合は、お手数ですが当社までお問合せ下さい。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

令和2年度 西野神社年末年始の御案内

光陰矢の如し、早いもので今日から、当年最終月の師走となりました。世界中がコロナ・ショックに翻弄された本年「令和2年」「西暦2020年」も残すところあと一ヶ月となり、愈々一月後には新年を迎える事になります。

今回の記事では、当社に於けるこの度の年末年始の各種情報(参拝案内や、各行事の日時・受付時間等)をまとめましたので、年末のお参りや初詣等で当社へ来られる方は御参照下さい。宜しくお願い致します。

ポスター

 

なお、昨年度の年末年始と、今年度の年末年始の相違としては、主に以下の7点が挙げられます。いずれも、昨今の厳しい社会情勢(コロナ禍)を踏まえての対応となりますので、御理解・御了承の程お願い申し上げます。

  昨年は12月25日からでしたが今年は12月1日から、来年の十二支(丑)の土鈴や置物などの各種縁起物の頒布を授与所窓口にて行ないます。
11月20日~翌年1月15日までの期間限定で、当社ホームページより授与品お正月セットをはじめとするおふだ類や、各種のお守りなど) の予約を承ります。お渡しは12月1日~1月15日までの間となります。この件についての詳細は前回の記事を御参照下さい。
③  しめ縄・しめ飾り・各種正月飾り等を頒布する期間は昨年よりも長くなり、昨年は12月25日~同月31日まででしたが、本年は12月19日~同月31日までとなります。
  大晦日師走大祓式は、昨年は 儀式殿にて多くの方々に御参列戴いた上での斎行となりましたが、本年は社殿にて神職のみで斎行致します。どなた様も参列は御遠慮下さい。
 みくじ所 は、例年は三が日(1月1~3日まで)の3日間のみ開設し、みくじ所を撤去した後、1月4~15日までの間は、授与所窓口の向かいに一列に並べるおみくじ箱からそれぞれのおみくじを引いて戴いておりましたが、本年は、みくじ所は元日から15日までの15日間に亘って開設します。
  手水舎の流水(給水)は、凍結による管の破裂防止のため冬期は元栓を締め使用出来ない状態となるため、手水が使用不可となる冬期はその代用として、昨年度まで手水舎に祓いの具(祓い串)を設置しておりましたが、本年度の冬期は、祓いの具は不特定多数の人達が触る事になるため設置しません
  例年御好評を戴いている、元日及びどんど焼きの日の甘酒サービスは、今年度は中止致します。

 

この度の年末年始に於ける、当社の対応などそれぞれの詳細につきましては、以下を御覧下さい(ここまでは前置きで、以下が今回の記事の本文となります)。




《1》 年末年始のお参り

原則として境内は常時開放しており、いつでもどなたでも拝殿向拝から神様にお参り戴けます。

 

神社によっては御神門の開閉時間が決まっているため、境内の全域もしくは一部に入る事の出来る時間が定められている事もありますが、西野神社の場合、御神門やそれに類する門塀等は無く、境内は常に開放されているため、早朝・日中・深夜などを問わず一年中、24時間いつでも、拝殿の向拝(賽銭箱等が置かれている、一般参拝者のための拝礼場所)から神様にお参りして戴く事が可能です。

年末年始も、原則として特別な規制や制限は無く、いつも通り、いつでもどなたでも拝殿向拝で神様にお参り戴けます。
但し、拝殿内に昇殿して御祈祷を受けたり、社務所御朱印を拝受したり、授与所授与品等をお受けする場合などは、それぞれ時間に制約があるため、次項以降で述べる各所定時間内にお願い致します。

 

令和元年 年末の西野神社境内
令和2年 西野神社 三が日境内の様子

 

当社の駐車場(複数ありますがどの駐車場も利用は無料)を御利用される方は、以下の記事を御参照下さい。但し、社殿に最も近い「第1駐車場」は、参拝者の安全確保等のため、元日から1月15日までの15日間と、その他の一部の日(参拝者が特に多く境内が混雑しそうな日など)は、早朝や深夜などを除いて原則として利用出来なくなります。また「第2駐車場」も、どんど焼きの斎場がその出入口の直近に設営される関係から、1月13日から16日までは終日利用出来なくなります。
http://d.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/20160107

 

公共交通機関(地下鉄やバスなど)で当社へと来られる方は、以下の記事を御参照下さい。年末年始は駐車場が混み合い、時間帯によっては直ぐには駐車場に入れない事もあるため、なるべく公共交通機関を御利用下さいますよう御協力お願い致します。
http://d.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/20180509

 

当社境内には、社務所内と授与所内の2ヶ所にトイレがありますが、社務所のトイレは原則として御祈祷を受けられる方や御朱印を拝受する方など、社務所に用事がある方々のみ御案内しております。
恐れ入りますがそれ以外の方々は、授与所に併設されている参拝者用トイレをお使い下さい。但し、トイレが使用可能な時間は、授与所の窓口が開いている時間のみです。




《2》 御祈祷の受付と執行
社務所玄関にて受付し、社殿もしくは儀式殿にて御祈祷を執り行います)

家内安全祈願、厄年厄祓、星厄祓、八方除け、年祝い、厄除開運祈願、商売繁盛祈願、合格祈願、健康祈願、病気平癒祈願、良縁祈願、その他各種の御祈祷を執り行います。具体的な御祈祷の種類(願意)についてはこちら(←ここをクリック)を御参照下さい。

 

【12月31日まで】 09:00~16:30

【1月1日】 00:00~01:3010:00~16:30
平時は毎日09:00から御祈祷を行っていますが、元日は09:00から歳旦祭が斎行されるため、元日については09:00頃に御祈祷を受けに来られても、その時間帯の御祈祷は行えません。また、例年、元日の午前中(10:00~正午頃)は混み合う事が多いため、元日午前中に御祈祷を受けられる方には多少お待ち戴く事もあります。御了承下さい。

【1月2日以降】 09:00~16:30
例年三が日明け(1月4~7日頃)の午前中は、会社・団体等の昇殿参拝(新年仕事始めの御祈祷)の予約が複数入るため、予約無しで御祈祷を受けに来られた方には、多少お待ち戴く事があります。御了承下さい。

【備考】 御祈祷の受付は社務所で行いますので、御予約されている方もされていない方も、御祈祷を受けられる方は先ず社務所にお入り下さい。社殿、儀式殿のどちらで御祈祷を行うかは、受付時もしくは受付後に御案内致します。

 

令和2年1月 西野神社 新年祈祷
西野神社で御祈祷する神職
令和2年1月 西野神社 新年祈祷(儀式殿)




《3》 紙朱印の頒布
(予め御朱印が押印された別紙を、社務所玄関にてお渡し致します)

 

【12月31日まで】 09:00~16:30

【1月1日】 00:00~01:3010:00~16:30

【1月2日以降】 09:00~16:30

【備考】 当社では、昨年8月までは参拝者が御持参された御朱印帳に直接押印・墨書しておりましたが、昨年9月からは、予め御朱印が押印された別紙をお渡しする形での対応に変更させて頂いております。この件の事情については、こちら(←ここをクリック)を御参照下さい。

 

西野神社の紙朱印
西野神社 社務所(御朱印紙を手渡す神職)




《4》 授与所窓口での各種授与品の授与
(授与所の窓口で、おふだ・お守り・破魔矢・縁起物等の授与品を頒布致します)

 

【12月31日以前】 09:00~17:00

【1月1日】 00:00~21:00(元日は例年通り、左記の21時間、終夜通して窓口を開け対応致します)

【1月2日】 09:00~20:00

【1月3日】 09:00~19:00

【1月4日以降】 09:00~17:00

【備考】 1月1~15日までは、授与所直ぐ隣の建物(普段は車庫として使っている建物)内に臨時に「みくじ所」を開設し、各種授与品のうち絵馬破魔矢・熊手干支縁起物については、そのみくじ所で頒布致します。みくじ所を開設している期間以外は、絵馬・破魔矢・熊手・干支縁起物は授与所窓口で頒布致します。

 

令和元年末の西野神社授与所
西野神社 授与所窓口(疫病対策)
平成31年 西野神社 三が日の授与所




《5》 おみくじ
(各種のおみくじを引く事が出来る場所と時間)

 

【12月31日以前】
● 拝殿向拝のおみくじ箱08:30~17:00
自動頒布機(原則として24時間利用可能)

【1月1日】
● みくじ所00:00~21:00
● 自動頒布機(みくじ所が閉まっている時間のみ利用可能)

【1月2日】
● みくじ所(09:00~20:00
● 自動頒布機(みくじ所が閉まっている時間のみ利用可能)

【1月3日】
● みくじ所(09:00~19:00
● 自動頒布機(みくじ所が閉まっている時間のみ利用可能)

【1月4~15日】
● みくじ所(09:00~17:00
● 自動頒布機(みくじ所が閉まっている時間のみ利用可能)

【1月16日以降】
● 拝殿向拝のおみくじ箱(08:30~17:00
● 自動頒布機(原則として24時間利用可能)

 

平時の西野神社おみくじ(賽銭箱横)
西野神社 おみくじ自動頒布機
令和2年正月 西野神社 みくじ所
令和2年1月 西野神社 みくじ所




《6》 年末年始の祭事
(祭事によって斎行場所が異なるので、参列される方は御注意下さい)

 

【師走大祓式】
12月31日 15:00~15:30
本年の師走大祓式は社殿にて、神職のみで執り行います。恐れ入りますが皆様方の御参列は御遠慮下さい。

【除夜祭】
12月31日 22:00~22:30
除夜祭は例年通り社殿にて、当社の役員や関係者のみの参列にて執り行います。

歳旦祭
1月1日 09:00~09:30
歳旦祭は例年通り社殿にて、当社の役員や関係者のみの参列にて執り行います。

【古神札焼納祭】
1月15日 10:00~10:30
古神札焼納祭は屋外(土俵前)での斎行となりますので、例年通りどなたでも参列可能ですが、ソーシャルディスタンスを保って戴けるよう御協力お願い致します。

どんど焼き
1月15日 10:30~16:30
どんど焼きは屋外(土俵前)での斎行となりますので、例年通りどなたでも参列可能ですが、ソーシャルディスタンスを保って戴けるよう御協力お願い致します。

 

平成30年1月 西野神社 歳旦祭
令和2年正月 西野神社 歳旦祭
令和2年 西野神社 古神札焼納祭




《7》 しめ縄・しめ飾り・各種正月飾りの販売
(第一駐車場に仮設するプレハブ小屋で業者さんが販売します)

 

【12月19~31日】 09:00~17:00(この日時以外では行いません)

 

令和元年 年末の西野神社境内(第1駐車場)
令和元年 年末の西野神社境内




《8》 古いしめ縄・しめ飾り等のお預かり
どんど焼きでお焚き上げする物を西野神社に納める事が出来る日時)

 

【1月6日まで】
お預かりしておりません。但し、神社のおふだ・お守りのみ、授与所窓口もしくは社務所玄関にてお預かり致します。

【1月7~14日まで】 09:00~16:30
第1駐車場の一画に仮設されるプレハブ小屋が「納め所」となります。昨年までとは「納め所」の場所が異なりますので御注意下さい。

【1月15日】 09:00~16:30
この7時間半は、土俵前に開設するどんど焼きの斎場にてお預かり致します。

【1月15日】 09:00~12:00
西野神社とは距離が離れている西野中立地区にお住まいの氏子さん達の便宜を図るため、この3時間のみ、中立地区にある西野福祉会館(西野3条2丁目)でもお預かり致します。

【1月16日以降】
再来年(平成4年)の1月7日までは原則としてお預かり出来ません。但し、神社のおふだ・お守りのみ、これ以降も授与所窓口もしくは社務所玄関にてお預かり致します。

 

令和2年1月 西野神社どんど焼き 納め所
令和2年1月 西野神社どんど焼き 納め所




《9》 年末年始に毎年よく質問されること

 

【神棚のお祀りの仕方、おふだの並べ方を教えてほしい】
以下の各ページにその回答が記されておりますので、これらのページを御参照下さい。
http://d.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/20051004
https://hokkaidojinjacho.jp/ritual-dwelling/qa-03/

 

【本年身内に不幸があった場合、新年に神社で初詣したり、神社からおふだを受けたりしても良いのか】
以下の各ページにその回答が記されておりますので、これらのページを御参照下さい。
http://d.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/20060302
https://hokkaidojinjacho.jp/ritual-dwelling/qa-13/

 

どんど焼きはいつ行うのか、具体的にどのような物を納める事が出来るのか】
どんど焼きの日時については前出(《6》項や《8》項など)の通りですが、当社に納める事が出来るもの(境内でお焚き上げ出来るもの)や納める事が出来ないもの(当社ではお預かりを断らせて頂くもの)の具体的な内容・内訳等、詳細については、以下のページを御参照下さい。
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2020/01/07/000000

 

【人形やぬいぐるみなどは預かってくれるのか、人形供養祭はいつ行うのか】
毎年、その年の最初の「人形供養祭」は、3月3日の次の日曜日に行っており、来年(平成3年)の場合は、3月7日がその日に当たります。
3月の人形供養祭で、供養(お焚き上げに先立つ清祓いと人形への感謝奉告)をする人形・ぬいぐるみ等のお預かり期間は、毎年、2月15日から供養祭当日までとしており、つまり来年の場合は、2月15日から3月7日までの間が、当社にて人形等をお預かりさせて頂く期間となります。その期間内に、当社へと人形等をお持ち戴くか、もしくは、当社へと郵送して下さい。
3月の人形供養祭については、以下のページを御参照下さい。但し、こちらは本年3月の人形供養祭についての記事であり、各記事中の供養祭斎行日付(3月8日)も本年のもので、来年(令和3年)とは日付が異なりますので御注意下さい。
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2020/03/08/170000




文責:西野神社権禰宜 田頭